「モウムリ」「ムシューダ」そして「アセドロン」──思わず二度見してしまうユニークなネーミングですが、実はこれ、れっきとした最新の機能性衣料品の名前なんです。
今回は、グンゼが2024年3月に発売した話題の汗対策ウェア「アセドロン」について、その誕生の背景からマーケティング戦略、そして利用者のリアルな声まで、徹底解説します。
100万枚突破のヒット商品「アセドロン」
「アセドロン」は、グンゼが開発した“汗解消テクノロジー”を採用した新しいタイプの機能性インナー。暑さによる汗の不快感を軽減するために設計され、発売初年度でなんとシリーズ累計100万枚を突破する大ヒットとなりました。
キャッチコピーは、
「汗の不快がサッ・シュッ・パッと瞬間逃亡。」
その名のとおり、瞬時に汗をかいても快適さが続く工夫が詰め込まれています。
夏用インナーへの不満が商品開発の出発点だった
「夏の暑さ対策、何かしていますか?」
グンゼが3000人を対象に行った調査によれば、「衣類で暑さ対策をしている」と答えた人は実に85.4%。夏用のインナーや靴下などを利用している人も65~72%と高い数値を示しました。
ところが、満足度は50%未満と低迷していたのです。
不満の本音はどこに?SNSとレビューにヒントがあった
グンゼは従来型の「インタビュー形式」ではなく、SNSやECサイトのレビュー分析を中心に消費者の“本音”を探る方法に切り替えました。
その理由を、同社のマーケティング担当者はこう語っています。
「従来の調査では“冷感”や“速乾”といった機能面ばかりに注目が集まり、生活者が本当に不満に思っている“根っこ”にたどりつけなかった。」
ユーザーが自らの言葉で書き込んだ感想には、「着心地がベタつく」「長時間着ていると快適じゃない」「汗をかいた瞬間が不快」といった、生の声が詰まっていたのです。
組織改革で「課題発見力」を強化
このような気づきを可能にした背景には、グンゼの大胆な組織改革があります。
2023年3月、グンゼは事業部制を廃止し、「営業MD本部」「生産本部」を新設。営業・企画・生産が一体となって顧客起点のマーケティングに取り組める体制を築きました。
こうした「課題発見力」を高める組織の取り組みが、「アセドロン」という新市場創出につながったのです。
暑さはもはや“社会課題”に
近年、猛暑が続き、ただの「暑い夏」では済まされない状況になっています。疲労感や睡眠不足、集中力の低下など、体調と日常生活に大きな影響を及ぼす“夏の暑さ”は、今や社会全体の課題です。
そんな中、「着るだけで快適」を目指した「アセドロン」は、日常に寄り添う新たな選択肢として注目されています。
実際の評判は?ユーザーの声をチェック
SNSやレビューサイトでも、「アセドロン」の評価は上々です。
「着た瞬間ヒンヤリ。通勤が快適になった」
「家の中で着ていても、汗が気にならないのは嬉しい」
「他社製品と比べても、快適さが段違い」
といった声が見られ、満足度は着実に高まっているようです。
まとめ:「アセドロン」はなぜ売れているのか?
最後に、「アセドロン」がこれほど注目を集めている理由をまとめます。
✅ 消費者のリアルな不満をSNSから発見
✅ 組織改革でマーケティングを一体化
✅ 暑さという社会課題への具体的な提案
✅ 快適性と機能性を両立した商品設計
✅ ネーミングのユニークさで記憶に残る
今後の暑さ対策インナーの定番となるかもしれない「アセドロン」。暑い夏を少しでも快適に過ごしたい方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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