「コンビニのトイレ、使って当たり前」――そんな空気が長年続いてきました。しかし、ローソンが実施した最新調査では、トイレ開放による店舗側の負担が改めて可視化され、利用者の意識にも変化が生まれています。
本記事では、ニュースの内容を踏まえながら、今後の「コンビニトイレの在り方」について考えてみます。
■ コンビニのトイレ “必要” 9割。実は社会インフラに
ローソンが2024年4月に実施した意識調査によると、
| 質問 | 結果 |
|---|---|
| コンビニトイレは必要? | 約9割が「必要」 |
| トイレ利用だけで入店する人 | 約4割 |
現在、ローソンでは1日あたり約100万人がトイレを利用していると言われており、もはや生活インフラとして欠かせない存在になっていることがわかります。
特に、外出時にトイレに不安を抱える人(高齢者、子ども連れ、健康上の理由など)にとっては大きな助けになっています。
■ しかし…負担も大きい。「心ない利用」が開放継続の壁に
店舗側が抱える課題には以下のような声があります。
- 清掃・備品補充の負担が大きい
- 便器や壁の汚損など マナー違反問題
- 長時間滞在や犯罪の温床になるケースも
ローソンがこれらの「店舗の負担」を掲示したところ、約1割の利用者が意識改善したという結果に。
つまり、多くの人が「コンビニトイレは無料で当然」と思っていたことが浮き彫りになったわけです。
■ 話題の“アートトイレ”とは?利用マナー向上に効果
ローソンは2022年から、渋谷区で進む**「THE TOKYO TOILET」プロジェクト**と連携し、一部店舗で「アートトイレ」を導入しています。
✅ アートトイレの特徴
- 世界的建築家によるデザイン(隈研吾・安藤忠雄・坂茂など)
- ユニバーサルデザインで誰でも使いやすい
- 清潔感・安心感が高く、利用マナーが向上
実際に導入店舗では、清掃やメンテナンス頻度が減少したという効果も確認されています。
2024年は北海道・秋田・栃木・東京・静岡・和歌山・愛媛・福岡の8店舗で展開が拡大。
トイレを「アート×公共性」でアップデートする試みは、国内外から注目されています。
■ 海外では当たり前?公共トイレの多くは“有料”という現実
日本のコンビニトイレは基本無料。しかし、海外では違います。
| 国 | 公共トイレ利用の多くが有料? |
|---|---|
| ドイツ | ◎(0.5~1ユーロ程度) |
| フランス | ◎ |
| 韓国 | △ |
| 日本 | ×(ほぼ無料) |
有料トイレは、
- 清掃員が常駐している
- 清潔で安全
- 設備が整っている
というメリットがあり、利用者もマナーが良い傾向があります。
■ 筆者の見解:日本も“トイレの有料化”を考える時期では?
筆者は、コンビニトイレは本来「店舗の厚意」で開放されているものと考えています。
そのため、利用する場合はできる限り「何かしら店舗サービスを利用する」ようにしています。(商品購入・ATM・宅配サービスなど)
日本では公共トイレの維持費は税金で賄われています。しかし、
- 少子高齢化で税収は減少傾向
- 訪日外国人が急増(2024年は過去最多3,310万人見込み)
- “無料で当然”だと持続性がない
こうした状況を踏まえると、「有料トイレ」の選択肢があっても良いのではないでしょうか。
“無料から適正価格へ”。
これが、トイレ問題を解決するヒントになる可能性があります。
■ まとめ|コンビニトイレは「善意」で成り立っている
コンビニトイレは、今や社会インフラに近い役割を担っています。
ですが、その裏には店舗の努力とコストがあることを忘れてはいけません。
最後に、今日からできる小さなマナー3つだけ共有します。
✅ コンビニトイレを利用するときのマナー3選
- 利用したら、必ず丁寧に使用する(汚さない)
- 何かしら商品やサービスを利用する
- 長居せず、次の人や店舗の気持ちを考える
こうした意識の積み重ねが、コンビニトイレを未来へ繋ぐ力になるはずです。

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