【2025年最新】自動車の「自動化」とは?自動運転レベル別に徹底解説

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近年、自動車業界で頻繁に耳にするキーワードのひとつが「自動化(Automation)」です。
この「自動化」は、CASE(Connected/Automated/Shared/Electric)の中の“A”にあたる要素であり、自動車の未来を左右する最重要技術といえます。

この記事では、自動車の自動化とは何かどのレベルまで進んでいるのか、そして今後の展望についてわかりやすく解説します。
今後の車選びや業界動向を理解する参考になれば幸いです。


自動化=「自動運転」の進化

車の自動化というと、多くの人が思い浮かべるのが「自動運転」です。
この「自動運転」は、もともとアメリカの**NHTSA(米運輸省道路交通安全局)**が定義していた基準をもとに進化してきました。

しかし、2016年にNHTSAがSAE(米自動車技術会)の基準を採用したことで、現在ではSAEによる6段階の自動運転レベル定義が国際的な標準となっています。
日本でもこの基準に基づいて制度設計が進められています。


SAEが定義する「自動運転レベル」6段階とは?

自動運転レベルは、運転の主体(人かシステムか)や走行条件によってレベル0〜レベル5までの6段階に分かれます。

レベル運転主体概要実用例(2025年時点)
レベル0人間運転支援なし。ドライバーが全操作を行う。一般的な旧型車
レベル1人間+システムアダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援(LKA)など部分的支援。トヨタ、日産、ホンダなどの多くの量産車
レベル2システム(ただし監視は人)加減速・ステアリングを同時制御。ドライバーは常時監視義務あり。テスラ、日産プロパイロット2.0、ホンダHonda SENSING Elite
レベル3条件付き自動運転一定条件下でシステムが運転主体。緊急時は人が介入。ホンダ「レジェンド」(2021年発売)/メルセデス「Sクラス」(欧州で認可)
レベル4限定領域自動運転特定の地域や条件下で完全自動運転可能。自動運転タクシー(Waymo、Cruise、Baidu Apolloなど)/日本では茨城や福井で実証中
レベル5完全自動運転あらゆる条件下で人間不要。実用化は未達。開発・実験段階(トヨタ、Google、Appleなど)

現在の到達点:市販車は「レベル2」が主流

2025年時点で一般ユーザーが購入できる車の多くは、自動運転レベル2の技術を搭載しています。
具体的には、車線中央維持や自動追従走行など、ドライバーの疲労を軽減する機能が中心です。

ホンダや日産、トヨタをはじめとした国内メーカーは、軽自動車やファミリーカーにもこれらの機能を標準化しつつあります。
安全性の向上と共に「事故ゼロ社会」に向けた第一歩がすでに始まっています。


レベル3〜4の開発状況:実用化に向けた加速

● レベル3:限定条件下での自動運転が現実に

ホンダの「レジェンド(2021年)」が世界初のレベル3自動運転車として認可されました。
さらに、2025年にはメルセデス・ベンツの「Drive Pilot」も日本で型式認定を取得予定と報じられています。

これにより、今後は高級車やフラッグシップモデルを中心に、条件付き自動運転の搭載が拡大する見込みです。

● レベル4:公共交通での実証が進行中

限定領域で完全自動運転を行う「レベル4」では、自動運転タクシー無人シャトルバスの実証が国内外で進行しています。

日本では2024年から茨城県境町福井県永平寺町で公道走行を開始。
また、トヨタのe-PaletteやホンダのCruise Originなどが商用化に向けて開発を加速しています。


レベル5:完全自動運転はいつ実現するのか?

レベル5の実現には、まだ多くの課題が残されています。
特に以下の3点が大きな壁です。

  1. あらゆる環境でのセンサー精度の確保(雨・雪・トンネルなど)
  2. 法整備と責任範囲の明確化
  3. AIの倫理・安全判断の標準化

各国の自動車メーカーやIT企業(Google Waymo、Apple、トヨタなど)は、2030年代前半の実用化を目指していますが、一般ユーザーが自由に利用できるようになるまでには、まだ時間がかかると見られます。


まとめ:自動化は「安全・快適な未来」への道筋

現時点で量産化されている自家用車の最先端はレベル2
今後はレベル3の拡大とレベル4の商用化がカギを握ります。

そして、自動運転の進化は単なる技術の話ではなく、社会の安全性・効率性・快適性を大きく変える可能性を秘めています。
交通事故の減少、過疎地の移動支援、高齢者の自立支援など、幅広い社会的効果が期待されています。

自動車業界は今、100年に一度と言われる大変革期。
「自動化」はその中心にあるキーテクノロジーなのです。


以上、Technology/テクノロジーシリーズ:「自動化」編でした。
この記事が、自動車業界の動向を理解し、今後の車選びの参考になれば幸いです。

プロフィール
著者
diamondken

完全FIREを目指している一般独身男性。
約30年、自動車業界/外資系自動車部品メーカーに従事。
自動車用電装部品の開発にてSW, HW, SYS, PMを経験/担当し今に至る。
趣味はテニス、映画/音楽鑑賞、ゲーム(PS)、読書、旅行、楽器/エレキギターなど。
完全FIRE/経済的自立を実現すべく、資産運用、副業、投資、税金について勉強中。
TOEICスコア: 960

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