2025年11月5日、今年最大の満月「スーパームーン」が夜空に輝きます。月がひときわ大きく明るく見える特別な夜。せっかくなら知識を少し入れて、より深く楽しみたいですよね。
この記事では、
✅ スーパームーンとは何?
✅ なぜ大きく見えるの?
✅ 今夜の見える地域・天気情報
✅ 観察のコツ&おすすめ楽しみ方
✅ 次回スーパームーンはいつ?
をわかりやすくまとめました。ぜひ、外で夜空を見上げるきっかけにしてみてください。
■ スーパームーンとは?
「スーパームーン(Supermoon)」とは、満月または新月が、地球に最も近い位置(近地点)にある時に見える月のこと。
月は地球の周りを完全な円ではなく楕円軌道で動いているため、距離に差が生まれます。
| 種類 | 月の大きさ | 明るさ | 地球との距離の目安 |
|---|---|---|---|
| スーパームーン | 最大 | 最大+約30%明るい | 約36万km前後 |
| マイクロムーン | 最小 | 暗め | 約40万km前後 |
| 平均の満月 | 中くらい | 標準 | 約38.4万km |
最大と最小では見た目で約14%の差が生まれます。写真で並べると一目瞭然で、まるで別の月のように見えるほど。
■ 今夜のスーパームーン|見られる地域は?
満月のピーク時刻:11月5日 22時19分
気象情報を踏まえると、以下の地域で観測しやすい予想となっています。
📍 よく見える地域(視界良好)
- 北海道
- 東北
- 北陸
- 山陰
- 九州北部
🌥️ 雲は多めだがチャンスあり
- 関東〜九州南部(太平洋側)
→ 雲の切れ間を狙えば見える可能性あり
💡 明日6日夜もチャンス!
今夜見られなかった地域でも、6日は晴れる地域が増えるため、ほぼ満月に近い大きな月を楽しめます。
■ スーパームーンの観察のコツ
せっかくなら、感動が増す見方をしたいですよね。以下を意識するとより楽しめます。
▼ 見る場所のポイント
- 高い建物などの遮りが少ない場所
- 街灯があっても問題なし(明るいのでOK)
- 東の空から登り始めるため、20〜22時頃から見やすくなります
▼ 服装・持ち物
- 夜は冷えるので コートやストールで防寒必須
- 月の写真を撮るならスマホでもOK(後述の撮影ワンポイント)
📸 スマホで月を上手に撮るコツ(2025年最新)
- 「月モード」対応スマホなら自動調整が便利
- ない場合は 明るさ(露出)を下げるとクッキリ撮影可能
- 手ブレ防止のため、電柱などにスマホを固定すると◎
■ スーパームーン × 季節の楽しみ方
今の季節ならではの見どころも。
🍁 紅葉とのコラボ(東北~関東の山間部)
→ 月明かりに照らされる紅葉は幻想的。写真映えも抜群。
🌕 月光浴でリラックス
月明かりを浴びながら散歩をすると、心が落ち着き睡眠が深くなるという研究も。
🧘♀️ 「月と宇宙」を感じるマインドフルネス
5分間、無言で夜空を見上げるだけでストレス解消効果。
■ 次にスーパームーンが見られるのはいつ?
2026年以降の予測では、次に大きく見られるスーパームーンは2026年9月29日。
一年に1~2回しかない貴重な天体ショーなので、今回をぜひ見逃さないでください。
■ 筆者より:たまには夜空を見上げてみませんか?
私たちは普段、下を向いてスマホを見たり、忙しさで周りに気を配れなかったりします。
でも、たった今空を見上げるだけで、宇宙を感じられる夜がある——それがスーパームーンの日。
地球と月の距離が近づいた、偶然が重なる特別な瞬間。
外に出て深呼吸しながら夜空を眺めれば、気持ちがふっと軽くなるかもしれません。
どうか今夜が、あなたにとって “宇宙を感じる時間” になりますように。

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