ファッションの世界では「流行は繰り返す」とよく言われます。
今、令和世代の若者の間で再び注目を集めているのが、スウェーデン発のアウトドアブランド 「FJALLRAVEN(フェールラーベン)」のカンケンバッグ です。
一度は平成の時代にも流行しましたが、令和の今、なぜ再びブームが起きているのでしょうか?
カンケンバッグとは?
「カンケン」とはスウェーデン語で「持ち運ぶ」という意味。
四角いシンプルなフォルムに、北極キツネの丸いロゴワッペンが特徴的なこのリュックは、約47年前から販売されているロングセラー商品 です。
通学・通勤・アウトドアと幅広いシーンで使える軽量かつ丈夫なデザインが、多くの世代から支持されています。
令和世代に人気の理由は「色のバリエーション」
街やSNSを見渡すだけでも、30色以上のカラー展開 があるカンケンリュック。
若者からはこんな声が聞かれます。
- 「いっぱい色があって選び放題。“めっちゃカラフル”でカワイイ」(高校2年女子)
- 「友達と違う色でお揃いにできるのが楽しい」(高校2年女子)
- 「人と色がかぶらないので、自分を表せる感じがする」(高校3年女子)
つまり、「みんなと同じブランドを持ちたい」けれど「色で個性を出したい」という令和世代ならではの価値観に、カンケンバッグはぴったりマッチしているのです。
専門家の分析:「コミュニティの中の個性」
『SHIBUYA109 lab.』所長の長田麻衣さんは、この流行をこう分析しています。
「不特定多数に共感されるよりも、自分の身近なコミュニティの中で楽しめればいい。令和世代は“コミュニティ内での自分の個性”を大切にしている」
カンケンバッグは、「みんなと同じブランド」でありながら「色で自分らしさを表現できる」という点が、若者の心をつかんでいるのです。
同時に注目される「有線イヤホン」ブーム
興味深いのは、同じく令和世代の間で 「有線イヤホン」 が再注目されていること。
Bluetoothイヤホン全盛の今、あえてケーブル付きイヤホンを選ぶ理由にはこんな声があります。
- 「充電を気にしなくていいし、安い」(大学3年女子)
- 「音質がいいと思う」(大学2年女子)
- 「落としにくい、無くしにくい」(大学2年女子)
さらに、ただのオーディオ機器ではなく ファッションの一部 として使う人も増えています。
- 「首に巻いてアクセサリーみたいにしている」(高校3年女子)
- 「ネックレス感覚で身につけている」(20代女性)
平成時代に当たり前だったアイテムが、今では“平成レトロ”として新鮮に映っているのです。
流行は繰り返す
昭和に生まれたアイテムが平成で再ブームになり、令和で新しい価値を持って復活する――。
カンケンバッグも有線イヤホンも、その象徴といえるでしょう。
次はどんなアイテムがリバイバルするのか。
流行は予測できないからこそ、私たちをワクワクさせてくれるのかもしれません。
まとめ
- カンケンバッグは「みんなと同じ+色で個性」という令和世代の価値観にマッチ
- 有線イヤホンは「実用性+ファッション性+平成レトロ感」で人気再燃
- 流行は時代を超えて繰り返され、新しい形で若者文化に根づいていく
👉 あなたなら、どの色のカンケンバッグで「自分らしさ」を表現しますか?
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