「ダジャレ」と聞くと、ついおじさんのつまらないギャグを思い浮かべてしまうかもしれません。しかし今、Z世代の間で新しいスタイルのダジャレ、通称 「ネオダジャレ」 が注目を集めています。従来の「おやじギャグ」とは何が違うのでしょうか?
おやじギャグからネオダジャレへ
昭和の時代、ダジャレは職場でよく飛び交うものでした。たとえば、上司が昼休みにこんなギャグを言うことも:
「太ってスカートのボタンが吹っ飛んだー……いや、ふっとったー? あははは」
聞いている側は笑うか、我慢するかの二択で、少し困った状況になります。これが典型的なおやじギャグです。
しかし令和の時代、ダジャレは若い世代に新たな形で受け入れられています。博報堂生活総合研究所の調査によると、過去3か月以内にダジャレを使用したことがある人が最も多いのは20代(20.6%)。逆に60代では14.8%と低く、世代間での意識差が浮き彫りになっています。
ネオダジャレの特徴とは?
ネオダジャレの魅力は、遊び心・知性・使いやすさです。歴史や文化をベースにしたり、音の似た言葉を掛け合わせたりすることで、知的でありながら楽しい印象を与えます。代表的なネオダジャレには以下のようなものがあります:
- やばたにえん – 「ヤバい」の変化形「やばたん」に企業名などを絡めた遊び心のある言葉。
- 了解道中膝栗毛 – ただの「了解!」を、古典文学『東海道中膝栗毛』に引っかけたダジャレに。
- あざ丸水産 – 「ありがとう」と海鮮居酒屋チェーン名をかけた言葉。
- トイレに行っトイレ – 昔ながらのダジャレを現代風にアレンジ。
- ヤバ杉謙信 – 「ヤバい」と戦国武将の上杉謙信をかけ合わせたもの。
おやじギャグのように聞く側に笑いを強要するのではなく、SNSやチャットなどで気軽に使える言葉遊びとして定着しています。
TPOがネオダジャレのポイント
おやじギャグとの大きな違いは TPO(タイミング・場所・場合)。ダジャレがうまく機能するのは、適切な場面で使われるときです。たとえば真剣な相続の話の最中に「相続だけにそうとう苦(そうぞく)労するよね」と言えば怒られます。しかし、友達とのカジュアルな会話やSNS上では、ネオダジャレは軽く笑いを生み出す効果的なツールとなります。
ネオダジャレはこれからも進化する
一般社団法人 日本だじゃれ活用協会の鈴木ひでちか代表によると、ダジャレは日本人の生活文化に深く根付いた言葉遊びのDNA。時代ごとに形を変えながらも、永遠に楽しめるコミュニケーション手段です。
鈴木さんの最近のお気に入りは:
- おシェアになります – 「情報を共有してくれてありがとう」をかけたダジャレ
- ありがたきシェアわせ – 「感謝」と「幸せ」を組み合わせた言葉
ネオダジャレは、ただ笑わせるだけでなく、人とのつながりや温かいコミュニケーションを作る力があります。
まとめ
ネオダジャレは、Z世代によってアップデートされた日本の新しい言葉遊び。遊び心と知性を兼ね備え、場を明るくするユーモアとして定着しています。文字のやりとりで使いやすく、相手を笑顔にできるツールとして、これからも進化し続けるでしょう。
あなたも次の機会には、こんなダジャレを試してみませんか?
うれシーサー(嬉しい)
ちょっとした言葉遊びで、日常に笑顔を増やす楽しみを体験できるかもしれません。
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