「え?ローソンにクレーンゲーム?」
そう驚いた方も多いのではないでしょうか。実は今、全国のローソンで“ちょっとした遊び心”を楽しめるクレーンゲームの導入が急拡大しています。
筆者自身はまだ遭遇したことがないのですが、なんと2025年6月末時点で全国852店舗にまで設置が進み、2025年度中には1000店舗を目指すという勢いなのです。
かつてはアミューズメント施設やゲームセンターの定番だったクレーンゲーム。それがなぜ、24時間営業のコンビニという場所に設置され、しかも売上好調なのか?今回は、その理由を深掘りしてみましょう。
コンビニ×クレーンゲームという異色の組み合わせが話題に
ローソンがクレーンゲームを導入したのは2022年。発案者は、京都にある店舗のオーナーでした。
「アミューズメント施設が近くにない地域で、何か面白い仕掛けを」との想いがきっかけで始まったこの取り組みは、当初わずか数店舗だけでしたが、2024年から本格展開を開始。
その結果、わずか1年で売上が**目標比150%**を達成するなど、好調な成績を収めています。
背景にあるのは“クレーンゲーム市場”の拡大
クレーンゲームは今や衰退どころか、右肩上がりで成長している分野です。
日本アミューズメント産業協会によれば、2012年から2021年の間に市場規模は971億円増加し、2810億円に到達。2024年には3000億円を超える市場へと成長しました。
この成長が、ローソンのような異業種にとっても魅力的な新規事業のきっかけとなったのです。
プレイ料金は1回100円、景品の魅力も充実
ローソンのクレーンゲームは、1台あたり4本のクレーンが設置されており、通常は2台設置されて合計8種類の景品が楽しめます。
定番のぬいぐるみに加え、ポーチや雑貨、人気キャラクターグッズなども登場し、ついつい挑戦したくなるラインナップ。
ゲーム機の製造は、ゲームセンターでおなじみの「タイトー」が担当。景品の補充やメンテナンスもタイトー側で行うため、店舗側に大きな負担がないのも特徴です。
観光地での導入が特に好調、外国人にも人気
設置店舗の中でも、特に観光地にあるローソンのクレーンゲームが好調です。
「マリオ」などの日本独自のキャラクターグッズが、外国人観光客の心をつかんでおり、観光地ならではの“ついで買い”のきっかけとして機能しています。
お土産代わりにクレーンゲームで景品をゲットできる、そんな体験は旅行の楽しみの一つとして定着しつつあります。
ローソンが狙うのは“体験の提供”
他のコンビニがアパレルやデリバリーで差別化を図る中、ローソンは「体験」を軸に新たな価値を提供。
ゲーム性を伴ったクレーンゲームは、ただの商品販売ではなく、“遊びながら手に入れる”という体験価値を提供します。
月1回のペースで景品の入れ替えも行われており、何度でも訪れたくなる仕掛けがされています。
今後は「ローソン限定オリジナル景品」でリピーター確保へ
今後はさらに“ローソンらしさ”を強めるために、オリジナル景品の導入も検討されています。
ローソンでしか手に入らないキャラクターグッズや限定アイテムを用意すれば、コレクターやファン層をターゲットにリピーターを増やすことが可能です。
筆者としては、**「ここでしか取れない限定グッズ」**という言葉にとても弱いので、つい財布のヒモが緩みそうです。
地方にこそ求められる「エンタメ拠点」としての役割
地方では、大型の商業施設や娯楽施設が少ない地域も多く、クレーンゲームのようなちょっとしたエンタメがありがたい存在になります。
実際、ローソンではクレーンゲーム以外にも、「一番くじ」や映画関連グッズ販売、RVパークの実証実験など、次々と新しい挑戦を行っています。
24時間営業で、生活必需品の買い物と一緒に“遊び”も体験できる。
そんな**「ワンストップ・エンタメ・コンビニ」**としての可能性が広がっているのです。
まとめ:これからのコンビニは“体験型”がカギ?
ローソンのクレーンゲーム導入は、単なる話題性にとどまらず、実際に売上・集客面で成果をあげている成功例です。
「ちょっと立ち寄ったコンビニで、思いがけずゲームが楽しめる」。
この体験が、多くの人の記憶に残り、また来店する理由になる。
2025年度には1000店舗導入も視野に入っており、オリジナル景品などの差別化が進めば、コンビニの未来がより面白くなるかもしれません。
あなたの街のローソンにも、クレーンゲームはありますか?
もし見かけたら、ちょっと挑戦してみてはいかがでしょうか?
筆者も、次に見つけたら「ここでしか取れないグッズ」を目指して、チャレンジするつもりです!
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