ファッション用語として最近よく耳にするようになった「地雷服」や「地雷アイテム」。
「地雷」といえば本来は兵器や危険物を意味しますが、若者の間ではちょっと違った意味で使われています。
この記事では、地雷服とは何か、なぜそう呼ばれるのか、そしてどうすれば”地雷”を踏まずにおしゃれを楽しめるのかをご紹介します。
「地雷服」とは?──そのファッション、危険です
「地雷服」とは、一見すると普通のアイテムなのに、うっかり着ると“ダサく”見えてしまう危険性をはらんだ服のことです。
たとえば、昔流行ったファッションをそのままの形で今着ると、「あれ、ちょっと古くない?」と見られてしまうこと、ありませんか?
このような“時代遅れ感”を与えてしまうアイテムが、「地雷アイテム」と呼ばれ、結果として「地雷服」となるのです。
よくある地雷アイテムって?
地雷アイテムには明確なルールがあるわけではありませんが、共通認識として「昔流行りすぎた服」が挙げられます。
具体的には以下のようなアイテムが「地雷」とされがちです。
- バンダナ(頭や首に巻くスタイル)
- Gジャン(デニムジャケット)
- チェックのネルシャツ(特に赤系)
- ボーダー柄のシャツ
- タートルネックのセーター
こうしたアイテムは、90年代や2000年代初頭に流行したものが多く、現在のトレンドからはズレて見えることがあるため注意が必要です。
「えっ、それって地雷なの?」:感覚の違いにも注意
重要なのは、「誰にとっての地雷か?」という視点です。
ファッションは個人の感性によるものであり、必ずしも万人にとってNGというわけではありません。
特定のコミュニティやジャンルでは、今でもこれらのアイテムが高評価されているケースもあります。
たとえばアメカジ系のブランドや、ヴィンテージファッションを愛する層には、逆に“アリ”なスタイルです。
地雷アイテムでもオシャレに着こなす方法
地雷服=即NG、というわけではありません。
以下のポイントを押さえれば、古く見えず、むしろ“こなれ感”を出すことも可能です。
1. 今風のアイテムと合わせる
古いアイテムを着る場合は、今流行の服や小物と組み合わせるのが鉄則。
例えば、チェックシャツにはスリムなパンツやモード系のスニーカーを合わせてみましょう。
2. シルエットを意識する
ファッションの「古さ」は、デザインよりもむしろ“シルエット”に表れます。
オーバーサイズが流行している時期にピタピタの服を着ると、どうしても時代遅れな印象に。
3. 選ぶお店にも注意
アメ横などのアメカジショップでは、あえて昔ながらの定番が販売されています。
そうした店は“質実剛健”なファッションを扱っていますが、流行とはズレていることも。
一方、セレクトショップやファッション感度の高いブランドを扱う店舗なら、今のトレンドに沿ったアイテムが手に入りやすく安心です。
トレンドは巡るもの。地雷が宝に変わる日もある
ファッションは「流行→廃れる→復活」を繰り返すもの。
つまり、今は“地雷”とされるアイテムが、数年後には“最先端”になることも十分あり得ます。
ただし、リバイバルする際は、かならず「今風にアレンジされたデザイン」や「現代的な着こなし方」がプラスされます。
昔のままの着方では、やはり地雷を踏んでしまう可能性が高いのです。
まとめ:地雷服を恐れず、上手に付き合おう
- 「地雷服」とは、時代遅れに見えてしまう可能性があるファッションアイテムのこと
- 昔流行った服をそのまま着るのはリスクあり
- しかし、組み合わせや今風アレンジ次第で、地雷はおしゃれに変えられる!
日々、新しい言葉や価値観が生まれる中で、ファッションもどんどん進化しています。
「これって地雷かな?」と思ったら、少しだけ雑誌やSNSでトレンドをチェックしてみてください。
あなたのスタイルがより洗練され、ファッションがもっと楽しくなるはずです。
コメント