今回は「50代からの投資」についてお話ししたいと思います。
この記事を読むことで、より良い投資/資産運用を実現するための参考になれば幸いです。ただし、投資は自己責任でお願いします。
さて、50代と言えば、人生100年時代と言われる現代では人生の折り返し地点でしょうか。家のローンを払い終えていたり、お子さんのいるご家族であれば、子育てが落ち着いて貯金が増え始めるタイミングかも知れません。
著者は上記いずれにも該当しませんが、50代で投資を始める方々は投資について色々な考えをお持ちかと思います。投資はギャンブルだとか、投資は怖いからやりたくないとかネガティブな意見をお持ちの方も多いでしょう。
何事にもリスクはつきもので、投資もリスクを把握してから行う必要があります。生活資金(3~6か月以上分)を使わない。急な出費(事故、病気、冠婚葬祭など)に対応できるお金を確保しておく。自身が理解できない投資に商品には手を出さない。致命傷を負わない投資。などが、主なリスク軽減策ですね。
では、50代からの投資について下記にリストします。
①インデックス投資
現在ではよく耳にする投資です。著者クリスティーン・シェン氏によるFIRE本「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」でも挙げられている投資の一つで、有名なのは米国株主要500社の指標を基に投資されるSP500連動のインデックスファンド、投資信託/ETFです。
期待されるリターンは3~7%と控えめですが、運用コストは約0.09%/年。具体的には”バンガード・S&P500ETF(VOO)”、”SBI・V・S&P500″, “eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)”などがあります。リターンは低いものも長期運用することにより福利効果でリターンを得る戦略に適しています。ただ、50代からだと20~30年運用がターゲットとなり、NISAを活用したインデックス投資が良いと思われます。
参考までにVOOの構成銘柄はの内上位10社は下記です。注)銘柄は定期的にリバランスされます。皆さんが聞いたことのある銘柄も多いのではないでしょうか。
メリットとデメリットは下記です。
メリット;アメリカ経済は、現在まで、ブラックマンデーやリーマンショックなどの金融危機を乗り越えて右肩上がりとなっており、今後も強い成長力が期待されています。S&P500はアメリカの企業の中でも代表的な500社によって構成されているため、高い収益力が見込まれる。
デメリット;S&P500に連動するインデックスファンドだけでの運用は、アメリカ経済の動向に大きく左右されてしまう。現在、最も経済力のある国はアメリカであることは間違いないのですが、これから30年後、40年後にもアメリカが世界一の経済力国であり続けているかどうかは分かりません。積立投資は何十年もの時間をかけて行うことですので、この点がリスクとなります。
具体例ですが、”バンガード・S&P500ETF(VOO)”を購入する際は証券会社を介して、米ドルで株式を購入するように1株ずつ指値で購入、”SBI・V・S&P500″と”eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)”を購入する際は証券会社を介して投資信託(指値では購入できない)として成り行き価格で購入することになります。
②①をコアとしたサテライト投資
①を実施した後、余力があれば、サテライト投資を実施したいところです。ここでのサテライト投資の目的は配当収入、キャピタルゲインによる収益です。どの高配当株、グロース株を買えば良いかについて、色々なメディアで言われていますが、著者はS&P500に含まれる銘柄の中から選んだりしています。正直、個別株の株価の動きは読めません。致命傷を負わない程度で慎重に行う必要があります。
ご参考までに著者の高配当株選びは、1株当たり利益、株価収益率、株価純資産倍率、自己資本利益率などと、参入障壁が高い業界(銀行・金融、商社保険、通信キャリア)から最も利益を上げている企業を選ぶことです。
まとめ;50代からの投資について、お勧めできるのは上記①で、初心者の方にはNISAの活用で運用をお勧めします。退屈な投資に見えるかもしれませんが…。②は余力があればです。特にここだけの儲け話はないので申し訳ないのですが、これが事実ですのでご了承ください。致命傷を負うことなく資産運用できればと思います。
以上、「増やす/Invest」- 50代からの投資についてでした。
この記事を読むことで、より良い投資/資産運用を実現するための参考になれば幸いです。
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