近年、観光地で住み込みで働く「リゾートバイト(リゾバイ)」が50代以上の方の間で人気を集めています。
かつては若い世代が中心だったこの働き方ですが、リゾートバイトの派遣会社によると、50歳以上の就業者数は2012年以降の12年間で約58倍に増加しているとのこと。
本記事では、なぜシニア層にリゾバイが広がっているのか、その現状と魅力を詳しくご紹介します。
リゾートバイトとは?
リゾートバイトとは、観光地やリゾート地にあるホテル・旅館・テーマパークなどで、住み込みで働く短期〜長期のアルバイトのことです。
寮や食事が付くことが多く、生活費を抑えながら働けるのが特徴。全国各地の観光スポットで働けるため、仕事と旅行を同時に楽しめるのも大きな魅力です。
50代以上に人気の理由
1. 新しい人間関係を築ける
群馬県みなかみ町の人気ホテルで働く64歳の男性は、定年退職を機に広島から単身でリゾバイを開始。
「地元にいると昔の生活リズムや人間関係に縛られるが、全く知らない環境でゼロから関係を作ることが楽しい」と語ります。
2. 生活費がほぼかからない
多くのリゾバイでは寮費が無料。さらにホテルの大浴場や食事が利用できるため、家計への負担が少なくなります。
この男性も、5畳ほどの無料寮に住み、大浴場でゆったり過ごしているそうです。
3. 健康的な生活リズム
仕事内容はホテルの食器洗浄で、朝9時から8時間勤務。適度な運動量と規則正しい生活が、心身の健康維持にもつながります。
4. 「旅行気分」で働ける
観光地での勤務は、休日に周辺を散策したり地元グルメを楽しんだりできるため、まるで旅行をしているような気分で働けます。
ホテル側のメリット
ホテル総支配人によると、「シニア世代は人生経験が豊富で、自ら判断し動ける」という点が大きな強み。
即戦力として期待できるため、50代以上の採用は増えているとのことです。
どれくらい稼げる?
一般的な時給は1,000〜1,300円程度。
今回の男性は時給1,200円で、月収はおよそ12〜22万円。決して高収入ではありませんが、生活費がほぼかからないため、貯金や趣味の資金に充てられます。
派遣会社が語る背景
リゾートバイト派遣会社「ダイブ」の広報担当によると、増加の背景には以下の要因があります。
- アクティブに働ける50代・60代が多い
- 旅行好きな人が多く、働きながら観光を楽しめる
- 移住の下見を兼ねたケースもある
- コロナ禍以降、働き方の多様化が加速
まとめ:セカンドステージの選択肢に
リゾバイは、
- 新しい土地での暮らし
- 新たな人間関係の構築
- 観光を楽しみながら働ける環境
という点で、定年後のセカンドライフにぴったりの働き方です。
私自身も、退職後は全国を転々とするリゾバイを体験してみたいと思っています。
もし「第二の人生で新しい挑戦をしたい」と考えているなら、リゾートバイトはその第一歩になるかもしれません。
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