こんにちは。今回は2024年からスタートした【新NISA制度】について、できるだけ短時間で分かるようにまとめてみました。
「NISA」という言葉は聞いたことがあるけれど、内容がよく分からないという方も多いと思います。この記事を読むことで、資産形成の第一歩を安心して踏み出すための基本を理解できます。
■ 新NISAとは?
新NISAは、2024年1月から始まった【新しい少額投資非課税制度】です。
従来の「一般NISA」と「つみたてNISA」を一本化して強化した制度で、投資による利益(売却益や配当)が非課税で運用できる点が大きなメリットです。
■ 数十秒で分かる新NISAの基本情報(最新版)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度開始 | 2024年1月1日 |
| 投資上限額 | 生涯で1,800万円まで(うち成長投資枠は最大1,200万円) |
| 年間投資上限 | つみたて投資枠:120万円/年、成長投資枠:240万円/年 |
| 非課税期間 | 無期限(売却益・配当益がずっと非課税) |
| 枠の再利用 | 売却した分は翌年以降、再び非課税枠として利用可能 |
| 対象商品 | 投資信託・国内株式・米国株式・ETFなど |
| 旧NISAからの移行 | 保有資産を新NISAへ直接移すことは不可 |
📍ポイント: 現行のNISAを利用していた人でも、新NISAの1,800万円非課税枠は別に新たに利用可能です。
■ 3つの大きな特徴をおさらい
① 一本化された制度でシンプルに
これまでのように「一般NISA」か「つみたてNISA」を選ぶ必要はありません。
つみたて投資枠+成長投資枠を組み合わせて使うことができ、初心者にもわかりやすくなりました。
② 非課税期間が“無期限”に
旧NISAでは5年や20年といった期限がありましたが、新NISAでは非課税期間が無期限。
長期投資・複利運用の効果を最大限活かせます。
③ 非課税枠が復活する
例えば、1,800万円のうち800万円分を使い、500万円を売却した場合、売却した500万円分の枠が翌年に再び使えるようになります。
これにより、より柔軟に投資計画を立てることが可能になりました。
■ 現在(2025年)の最新動向
- 金融庁によると、2025年3月末時点で新NISA口座数は約2,300万口座を突破。
- 利用者の約7割が「つみたて投資枠」を中心に運用しており、長期・分散投資の意識が浸透しています。
- SBI証券や楽天証券など主要ネット証券では、米国ETF(SCHD、VTIなど)も新NISA対応が進み、海外投資もしやすくなっています。
■ 今できる行動ポイント
① 新NISAをまだ始めていない方へ
新NISAの非課税枠は2024年から累積されるため、**1日でも早く始めることで投資の「時間的メリット」**が増えます。
まずは証券口座を開設し、「つみたて投資枠」から少額で始めてみましょう。
② 現行NISAを使っていた方へ
旧NISAで運用中の資産はそのまま保有可能ですが、新NISAとは別管理になります。
運用益が出ている資産は売却タイミングを見極めて、新NISAへ段階的に移行するのも一つの方法です。
③ 口座準備はお早めに
証券会社によっては「新NISAの申込受付」「成長投資枠の利用申請」に数日かかる場合があります。
2025年も引き続き人気が高まっており、早めの手続きがスムーズな運用の第一歩です。
■ まとめ:新NISAは“やらない理由がない”制度
新NISAは、
✅ 投資利益が非課税
✅ 枠が復活して柔軟に使える
✅ 長期的に運用できる
という三拍子そろった“史上最強の投資優遇制度”です。
少額からでも、まずは始めることが大切。
将来の資産形成を「非課税」という国のサポートを活かして進めていきましょう。
📘次回予告:次回は「新NISAの口座開設方法と使い方」について、証券会社ごとの特徴も交えて解説します。

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