今回は「最適年収」についてです。
FIREを目指す上で、目標設定をするためにも最適年収は知っておきたいですね。
この「最適年収」について、色々な角度で考えてみたいと思います。
[1]収入と幸福度
巷では、一人当たりの年収が800万円を超えると幸福度が上がらなくなるとか、
本田清六さんの名言「2杯の天丼はうまく食えぬ」のように、(空腹の時の)1杯目の天丼は美味しいが、同じものを2杯食べると美味しく食べれないということ言われています。
同じようなことが、年収にも言えて、300万円⇒400万円、900万円⇒1000万円と増えても余り嬉しくなくなっていくのようです。感覚が麻痺してしまうんですね。
一方で、生活費を上回る収入を苦痛でない/嫌でない仕事で稼ぐことができれば、心地よいと思える人がいたりします。
苦痛でない仕事で稼ぐ収入 > 生活費
これができる人は、FIREなどしなくても末永く働くことができるでしょう。問題は、生活費を上回る収入を苦痛/嫌な仕事で稼いでいる人々がいることですね。好きな仕事を見つけるのは難しいですから。
[2]収入と税金
①無税の最適年収
サラリーマンの場合、収入の20%以上は税金として納めているため、週5日労働の内、1~2日は税金のために働いています。
しかしながら、サラリーマン年収500万円未満であればやり方次第で無税にできると言われています。
例;マイクロ法人を立ち上げ個人事業主として課税所得をコントロールすることで、週5日労働の内、0日は税金のために働くことになる。つまり、週5日は自分のために働いている状態。
これを実現する方法についての詳細は橘アキラさんの書籍「黄金の羽の拾い方」をご参照ください。
②頃合いの良い年収
それは年収600万円くらいです。
下記所得税の早算表で税率20%のラインです。所得(手取り)の内訳(イメージ)は下記のようになります。
年収600万円 – 給与所得控除(収入金額×20%+44万円:164万円) – 社会保険料控除 (約90万円) – 基礎控除(48万円) = 所得(約300万円)
基本的な各種控除は全て利用でき、児童手当はカットされず、各種公的支援も比較的受けられる。 また、今後予想される「高年収サラリーマンをターゲットにした増税」にも該当しないであろう。という点と、
株式売買、配当金取得にかかる税金は20%と同等の税率(現在、増税の圧力がかかっている)であることと、年収600万円は給与所得者上位6.7%ですが、現実的に目指せるラインと思われます。
[3]まとめ
結局は自身の生活レベル・生活費次第であるが、心地よい状態で仕事できて収入が「収入>生活費」の状態にもっていくか、自分の幸福度が上がらなくなるまで稼ぐのが最適の状態かと思います。税金に合わせて仕事を変えるのは本末転倒でしょう。自分に正直になって、自分の理想の年収を設定し、それを目指しましょう。
以上、今回は「最適年収」についてでした。
この記事が皆様のFIRE活動の参考になれば幸いです。
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