今回は「50代からの投資」について考えてみたいと思います。この記事を読むことで、より良い投資・資産運用を実現するためのヒントになれば幸いです。
ただし、投資はあくまで自己責任で行いましょう。
■ 50代からの投資は「人生の後半戦」に向けた戦略
「人生100年時代」と言われる今、50代はまだ人生の折り返し地点。
住宅ローンの返済を終えたり、子育てが落ち着いたりと、貯蓄が増え始める時期でもあります。
一方で、老後資金への不安や、退職後の生活費をどう確保するかという課題も現実的に感じ始める年代です。そのため、「今さら投資なんて遅いのでは?」と不安を感じる方も少なくありません。
しかし、50代からでも「リスクを理解し、堅実に続ける投資」を行えば、十分に資産を増やすことが可能です。
■ 投資を始める前に意識したい3つのポイント
- 生活資金(3~6か月分以上)は確保しておく
- 急な出費(病気・冠婚葬祭など)に対応できる現金を用意する
- 自分が理解できない商品には手を出さない
この3つを守ることで「致命傷を負わない投資」が可能になります。特に50代からは、守りながら増やすことが重要です。
■ ① インデックス投資:王道の長期安定投資
最もおすすめなのが、低コストで分散投資できるインデックス投資です。
代表的なのは、米国主要500社の株価に連動する「S&P500」連動の投資信託やETF。
著書『FIRE 最強の早期リタイア術』(クリスティーン・シェン著)でも紹介されているように、インデックス投資は長期で見れば非常に合理的な投資法です。
主なS&P500連動商品
- バンガード・S&P500 ETF(VOO)
- SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
期待リターン:年率3〜7%(長期平均)
信託報酬:年0.09%前後(非常に低コスト)
メリット
- 米国経済の成長をそのまま取り込める
- 手間がかからず、長期運用に向いている
- NISA(新NISA)を活用すれば非課税枠で運用できる
デメリット
- アメリカ経済への依存度が高い
- 為替リスク(円安・円高)に左右される
ただし、2024年から始まった新NISAでは、年間360万円まで非課税で投資でき、成長投資枠ではこれらのインデックスファンドが対象となっています。
50代でもNISAを活用すれば、60代・70代に向けて資産形成が可能です。
■ ② サテライト投資:余力があれば「+α」のリターンを狙う
インデックス投資を「コア」とした上で、余裕資金があれば「サテライト投資」として高配当株やグロース株に挑戦するのも良いでしょう。
目的
- 安定した配当収入を得る
- 株価上昇(キャピタルゲイン)による収益を狙う
銘柄選びのポイント
- 1株当たり利益(EPS)が安定している
- 株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)が妥当
- 自己資本利益率(ROE)が高い
- 参入障壁が高い業界(金融・通信・商社など)
たとえば、2025年時点で人気の高配当銘柄には、米国ではジョンソン&ジョンソン(JNJ)、ベライゾン(VZ)、コカ・コーラ(KO)などがあります。
日本株ではKDDIや三菱商事なども安定配当銘柄として注目されています。
ただし、個別株はリスクも高いため、あくまで「余力で」「慎重に」行いましょう。
■ まとめ:50代の投資は「退屈でいい」
50代からの投資では、「一発逆転」よりも「致命傷を負わない」ことが大切です。
投資で最も難しいのは「続けること」ですが、インデックス投資なら自動積立に任せておくだけで、長期の複利効果が期待できます。
おすすめのスタンス
✅ まずはNISAを活用したインデックス投資を中心に
✅ 余力があればサテライト投資(高配当株など)を追加
✅ 投資額は無理せず、生活を圧迫しない範囲で
退屈に見える投資こそ、長期では大きな成果を生みます。50代からでも決して遅くはありません。
ぜひ、「守りながら増やす」投資を実践してみてください。
以上、「50代からの投資」についてでした。
この記事が、より良い資産運用を考えるきっかけになれば幸いです。

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