今回は映画「再生の地/Land」についてです。 FIREとは直接関係ないのですが、大自然の中に身を置く都会人の姿が、サラリーマン/会社人がFIRE民に転身する姿にかぶって見えたので取り上げてみました。
ストーリー;
ある出来事をきっかけに、エディ(ロビン・ライト)は都会での暮らしを棄ててロッキー山脈にある小屋で隠遁生活を送ることにする。過酷な自然は心に傷を負った彼女にも容赦なく襲い掛かり、死の一歩手前まで追い込まれたが、地元の猟師ミゲル (デミアン・ビチル)のお陰で九死に一生を得る。この一件をきっかけに、エディはミゲルと親交を深めると共に、悲しみの底から這い上がろうとする。
感想(ネタばれあり);
ある不幸な出来事がきっかけで主人公エディは人間関係が嫌になり、大自然(ロッキー山脈)の中で一人自給自足の生活を送ることを決心します。必要と思われる物をスーツケースなどに詰め込み小屋に持ち込むのですが、想定と違って、足りないもの(缶切り)があったり、食料を調達できないこと、野生動物、天候に悩まされます。後に心身の疲労で倒れてしまうのですが、地元の猟師ミゲルに助けられます。
エディは体力が回復した後は助けはいらないというのですが、ミゲルは心配して食料調達の仕方(鹿狩りなど)を教えます。ある日、ミゲルは飼い犬を残し小屋を後にして、姿を見せなくなります。心配になったエディはミゲルの家を訪ねますが、そこにはガンを患ってベッドに横たわっているミゲルの姿が。ミゲルは交通事故で妻と子を失くし、エディは銃乱射事件で夫と子を失くしていたと話す。
このエディが大自然の中でもがく姿が、FIREや脱サラする人が単身で社会でもがく姿に際似ているように見えました。本や人から聞いた情報を基に生活防衛資金を周到に準備していたとしても、予想外のイベントや出費が発生します。資金調達をするにしても個人で稼ぐ方法を知らないなど、想定と実際とのギャップはあります。
また、FIRE民は孤独です。少数派なのです。エディの様に助けに来てくれる人はいないでしょう。 本作を通じて、個人で稼ぐ力(方法)と孤独を楽しめるマインドが必要なことを再確認しました。
エンディングではエディは妹さんと電話で話をしていたので、多分もう小屋には住まないのだろうと思いましたが、皆さんにはどのように見えましたでしょうか。(人間関係も大事ですね。)
以上、今回は映画「再生の地/Land」についてでした。
この記事は何かのお役に立てれば幸いです。
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