「歯磨きの前、歯ブラシって濡らすべき?それともそのまま使うべき?」
毎日当たり前のようにしている歯磨きですが、ふと気になるこの疑問。SNSでも「濡らす派」「濡らさない派」で意見が分かれていて、私もずっと気になっていました。
今回は、歯科衛生士の専門的なアドバイスをもとに、歯ブラシの正しい使い方について調べてみました!
結論:歯ブラシは“濡らさずに”使うのがおすすめ
まず結論から言うと、歯ブラシは基本的に濡らさずに使う方が、歯磨き粉の効果を最大限に引き出せることが分かりました。
なぜ濡らさない方がいいの?
千葉県船橋市の【大神宮デンタルクリニック】に所属する歯科衛生士・軍司絵理香さんによると、以下の理由があるそうです。
- 歯磨き粉の成分が水で薄まってしまう
- 泡立ちが良くなりすぎて、磨いた気になってしまう
- どこを磨いているか分かりにくくなる
つまり、歯磨き粉の本来の効果が薄れてしまったり、磨き残しの原因になってしまったりするリスクがあるのです。
でも…濡らさないのが不衛生じゃないの?
ここは気になるポイントですよね。濡らさないと「ほこりが付いてるんじゃ?」とか「衛生的に大丈夫?」と心配になります。
衛生面が気になる場合は…
軍司さんによると、衛生的に気になる人は使う前に軽く水で流してOKとのこと。ただし、
- 水洗いしたらよく水気を切ってから歯磨き粉を付ける
これが大事なポイントです。水が多いと結局成分が薄まるので、しっかり水気を落としてから使いましょう。
やってしまいがちなNG習慣
歯ブラシを濡らす以外にも、知らず知らずのうちにやってしまいがちな「間違った使い方」がいくつかあります。
1. 熱湯で毛先を戻す
広がった毛先を熱湯で戻す人もいますが、これはNG。毛やプラスチック部分が劣化してしまいます。
2. 子ども用歯ブラシを大人が使う
「奥まで届きやすいから」と子ども用を使うのも、実はNG。毛が短いため大人が使うと歯ぐきを傷つけやすくなるのだとか。
代わりに、ヘッドの小さい大人用歯ブラシや薄型のものを選ぶのがおすすめです。
3. 力任せにゴシゴシ磨く
力を入れて磨けばキレイになる…と思いがちですが、逆効果。歯ぐきを傷つけたり、磨き残しが出やすくなります。
- 歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握る
- 1本ずつ小刻みに磨く
この2点を意識しましょう。
正しい歯ブラシの使い方【まとめ】
専門家の意見をもとにした、正しい歯ブラシの使い方は以下の通りです。
1. 歯ブラシは濡らさずに使用(気になる場合は水気をよく切って)
2. 歯磨き粉をつけたら、まず全体にのばす
3. 歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目を意識して磨く
4. 力を入れすぎず、小刻みに1本ずつ
5. 使用後はしっかり水洗いし、水気を切って保管
6. 家族と一緒に保管する場合は歯ブラシのヘッドが触れ合わないように
実際に試してみて感じたこと
私自身、歯並びがあまり良くないこともあって、歯磨きには結構気を使っているつもりでした。ただ、この記事を読んでからは、改めてブラッシング方法を見直しました。
以前は歯ブラシをつい濡らしてから使っていたのですが、最近は濡らさずにスタート。たしかに泡立ちが少ないぶん、「どこを磨いているか」がわかりやすいと感じました。
また、普段からヘッドが小さいタイプを使っていますが、力を入れずに軽く握って磨くよう意識するだけで、かなり磨きやすくなった印象があります。
まとめ
「歯ブラシを濡らす?濡らさない?」という素朴な疑問。でもそこには、歯の健康を左右する意外な落とし穴がありました。
大事なのは、歯磨き粉の効果を活かしつつ、正しいブラッシング方法を身につけること。
毎日何気なくやっている歯磨きだからこそ、ちょっとした工夫で健康な歯を守っていきましょう!
最後に
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コメント欄で「あなたは濡らす派?濡らさない派?」も教えてくださいね!
【参考】
- 大神宮デンタルクリニック(千葉県船橋市)歯科衛生士 軍司絵理香さんのコメント
- 各種SNS・歯科衛生士監修情報
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