近年人気を集めている「オーディオブック」。本を“読む”のではなく、“聴く”ことで楽しむ新しいスタイルの読書です。忙しい現代人にとって、移動中や家事の合間などに利用できる便利なサービスとして注目されています。本記事では、オーディオブックの魅力やメリット・デメリット、さらに筆者の体験を交えて解説します。
オーディオブックとは?
オーディオブックとは、本の内容をナレーターや声優が朗読し、音声として楽しめるコンテンツのことです。
一度ダウンロードしてしまえば、オフライン環境でも利用可能。スマートフォンやタブレット、PCで手軽に再生できるため、通勤・通学中や就寝前など、さまざまなシーンで活用できます。
オーディオブックのメリット
1. 目の疲れを感じない
紙の本や電子書籍のように長時間画面を見続ける必要がないため、目の疲れを気にせず読書ができます。
2. 「ながら学習」ができる
家事や運動、通勤など、他の作業をしながらでも知識を吸収できるのは大きな魅力です。特にビジネス書や語学学習書は、耳からのインプットに向いています。
3. 想像力や好奇心を刺激する
声優や有名俳優、アイドルなどが朗読を担当することもあり、声の表現力によって物語の世界に没入しやすくなります。
オーディオブックのデメリット
1. 月額利用料が高め
一般的なサービスでは月額1,500円前後の利用料がかかります。「その金額なら紙の本を買いたい」と感じ、解約する人も少なくありません。
2. 記憶に残りにくいことも
「ながら作業」の最中に聴いていると、内容が頭に残らないこともあります。特に集中力が必要な学習には不向きと感じる方も多いでしょう。
読書との違い
読書は文章を目で追うことで、文字や文章構造を視覚的に理解できます。その過程が「読解力の向上」や「文章の構築力」を育てる効果を持っています。
一方で、オーディオブックは耳からのインプットが中心。効率的に知識を吸収できる一方で、文章力を磨きたい人にとっては少し物足りない部分もあるかもしれません。
筆者の考え
個人的には「物理的な本」が一番好きです。
理由は、ページをめくりながら自分のペースで理解を深められること、そして読み終えた時の達成感が“トロフィー獲得”のように感じられるからです。電子書籍よりも本棚に並ぶ紙の本を見ると、「読んだ」という実感が強く残ります。
また「ながら読書」に関しては、シーンによっては便利ですが、私はどうしても内容が頭に入らず記憶に残りにくいと感じています。
余談ですが、昔、洋書のオーディオブックを睡眠導入剤として活用していました。よく眠れます。
まとめ
オーディオブックは、忙しい日常の中で手軽に読書を楽しむ手段として非常に有効です。
ただし「読解力を鍛えたい」「達成感を味わいたい」と考える方には、従来の紙の本の方が合っているかもしれません。
結局のところ、どちらが良いかは使う人次第。自分の生活スタイルに合わせて「聴く読書」と「読む読書」をうまく使い分けるのがおすすめです。
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