まだいるんだ「バイトテロ」──なぜ繰り返されるのか?

Life

2025年10月、またしても「バイトテロ」と呼ばれる不適切動画がSNS上で拡散されました。
今回話題になったのは、ケンタッキー・フライド・チキン田園調布店で撮影されたとみられる動画。
映像では、人気商品の「ツイスター」の生地をフリスビーのように投げて遊ぶ様子が写っていました。

同時期には、**人気コーヒーチェーン「ドトール」でも、制服姿の従業員がソフトクリームを体に当てるような動画を投稿して炎上。
企業は「不適切な投稿である」とし、対象者を懲戒処分にしたと発表しました。
ただし、後の調査で
使用されたのは“プラスチック製のダミー”**であったことが明らかになっています。


「あれだけ叩かれても、まだいるのか」──ネットの反応

SNS上では、今回の一連の騒動に対して厳しい意見が相次ぎました。

「企業側も、こんなヤツらには容赦なく毅然と対応して欲しい」
「どうしてこんな無意味なことをするのか理解できない」
「働くことの意味をわかっていない。幼稚すぎる」

もはや「バイトテロ」は一過性の問題ではなく、社会的信用やブランド価値を揺るがす深刻なリスクとして受け止められています。


企業の対応と再発防止策

ケンタッキーの広報担当者によると、
「動画がKFC店舗で撮影されたものであることを確認しています。現在、撮影時期など詳細を確認中ですが、過去の映像が投稿された可能性もあります」とのこと。

また、動画に映っていた従業員はすでに退職しており在籍していないと説明。
「こうした行為は決して容認できず、再発防止に向けて指導・教育を徹底する」としています。

ドトール側も同様に、投稿内容を「社会的に不適切」とした上で、警察と連携して対応を進めているとのことです。


情報の真偽を見極める時代に

「バイトテロ」という言葉が独り歩きする中で、実際の事実関係を見誤るケースも増えています。
今回のドトールのように、ダミーを使った行為であっても誤解が拡散され、企業や個人が不当に批判されることもあります。

現代は、SNSを通じて誰もが「発信者」となる時代。
だからこそ、情報の受け取り方・拡散の仕方には一人ひとりが責任を持つ必要があります。


筆者の視点:ファンとして、投資家として思うこと

筆者は長年、ケンタッキーやドトールのファンでした。
しかし、こうしたニュースが出るたびに、正直言って**「応援する気持ちが冷める」**のを感じます。

もちろん、企業側が悪いとは言い切れません。
問題を起こしたのは一部の従業員ですが、それでも**「従業員を管理できない企業」に応援/投資する気にはなれない**のが本音です。

ブランドの信頼は、商品や味以上に「働く人の姿勢」で守られるもの。
一度でもそれが揺らぐと、顧客も投資家も離れてしまいます。


結論:バイトテロをなくすために必要なこと

バイトテロを根絶するには、単なる「罰」や「炎上対応」だけでなく、教育・企業文化・採用意識の改革が必要です。

同時に、私たち消費者も感情的に批判するのではなく、
「何が事実で、何が誤情報なのか」を冷静に見極める姿勢が求められています。

バイトテロは、“SNS映え”を狙った一瞬の愚行に見えて、実は社会全体のモラルを映す鏡でもあります。
この問題を他人事にせず、私たち自身の情報リテラシーを問い直す機会にしたいものです。

プロフィール
著者
diamondken

完全FIREを目指している一般独身男性。
約30年、自動車業界/外資系自動車部品メーカーに従事。
自動車用電装部品の開発にてSW, HW, SYS, PMを経験/担当し今に至る。
趣味はテニス、映画/音楽鑑賞、ゲーム(PS)、読書、旅行、楽器/エレキギターなど。
完全FIRE/経済的自立を実現すべく、資産運用、副業、投資、税金について勉強中。
TOEICスコア: 960

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