TOEICのスコアアップを目指している方へ。
今回は「TOEIC攻略(3)」として、リスニングセクションPart3の対策について解説します。
この記事を読むことで、Part3の特徴や出題傾向を理解し、高得点を狙うための実践的なポイントをつかむことができます。
🔹Part3とはどんな問題?
リスニングセクションPart3では、2人または3人による会話を聞き取り、それに関する3つの質問に答えます。
選択肢はA~Dの4つ。一度しか聞けないため、集中力と予測力が問われるセクションです。
以下、TOEIC公式サイトにある例題を一部引用しながら説明します。

公式サイトにある例題と正解を選ぶコツは下記です。公式サイトには例題が4問ありますが、ページの都合上、今回は最初の1問(No32~34)を例にお話しします。
🔹例題で理解するPart3の流れ(No.32~34)

No.32) Why is the woman calling?
女性はウェブサイトで購入したコーヒーマシンについて苦情を話しているため、**「B」**を選びます。

No.33) What does the man ask the woman about?
男性は保証期間を確認するため、女性に購入日を尋ねています。正解は**「D」**。

No.34) What does the man offer to do?
保証期間が切れていると知って残念がる女性に対し、男性は「次回購入で使える40%OFFクーポン」を提供すると述べています。正解は**「A」**。
このように、会話の流れを正確に理解する力が求められます。
🔹Part3を攻略する3つのポイント
① 会話前に質問と選択肢を読んでおく
会話が始まる前に、質問文と選択肢(A~D) をざっと読んでおきましょう。
これにより、会話のテーマや焦点をあらかじめ推測できます。
たとえば「When」や「Where」といった**疑問詞(5W1H)**に注目することで、聞き取るべき情報を意識的にキャッチできます。
これは、リスニングPart2と共通する重要なスキルです。
② 時制に注意する
会話の中で、現在・過去・未来などの時制の変化は重要なヒントになります。
「We will send you a replacement tomorrow.」のような未来形が出たら、“これから起こること”に注目すべきです。
Part2と同様に、動詞の時制に敏感になることで、設問との整合性を正確に判断できます。
③ 単語だけで判断しない
リスニング中に聞き取れた単語だけで即答しないこと。
一部の単語は**「ひっかけ」**として使われている場合があります。
たとえば「discount」や「repair」という単語を聞いても、
実際には「repairはできないが、discountを提供する」という内容かもしれません。
文脈全体を理解することが大切です。
🔹満点を狙えるセクション
Part3は一見難しそうですが、事前準備と聞き方のコツをつかめば安定して得点できます。
特にポイント①(会話前の設問確認)を習慣化すれば、焦らず淡々と問題に取り組めるようになります。
TOEICのリスニングでは、集中力を持続させることが高得点への鍵。
Part3を得意分野にできれば、リスニング全体のスコアアップにつながります。
🔹まとめ
- 会話前に質問と選択肢を読んでおく
- 時制に注意して会話の流れを把握する
- 聞こえた単語だけで判断しない
これら3つのポイントを押さえることで、Part3の正答率は確実に上がります。
今回の解説が、あなたのTOEICリスニング対策の一助になれば幸いです。
次回は、**リスニングPart4(説明文問題)**の攻略法について紹介します。
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継続的な学習で、あなたもTOEIC高得点を目指しましょう。

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