


「移住先」としては今回は候補から外してしまったシンガポールですが、観光という側面から見ればやはり非常に魅力的な国です。今回はその中でも、観光先として特に注目したい“マリーナエリア”について、最新情報を踏まえてご紹介します。
シンガポール共和国の基本情報
まず、確認として。シンガポール共和国の概要です。
- 面積:約 719 km²
- 人口:約 585万人程度
- 経済規模:東南アジアのハブであり先進国的なインフラと金融産業を持つ国です。 marinabaysands.com+3visitsingapore.com+3ウィキペディア+3
- 地理的特徴:マレーシアのジョホール・バルと陸路・橋で北側に接しており、都市国家ならではのコンパクトさがあります。
このような国ですから、移住としてはコストや居住条件などハードルも高いのですが、観光先として「短期滞在+ラグジュアリー体験」という意味では非常に優れています。
マリーナエリアの魅力
今回はマリーナエリアに焦点を当てます。著者も「移住候補」から外してしまったシンガポールですが、観光目的で訪れるならこのエリアは外せません。
① Marina Bay Sands(MBS)


このホテル/リゾートは、シンガポールの象徴的存在です。
- 3つの高層タワーの上に船のような構造(いわゆる「スカイパーク」)が乗っており、その上部にはプール、展望デッキ、庭園が広がっています。 visitsingapore.com+1
- 宿泊者でなくても、展望デッキ(SkyPark Observation Deck)への有料入場が可能。観光的価値は高いです。 visitsingapore.com+1
- 最近のアップデートとして、MBSは 約80億ドル(US$8 billion)規模の大拡張計画 を発表・始動しています。新たに「第4のタワー」や15,000席規模のイベントアリーナなどが設けられる予定です。 marinabaysands.com+2ウィキペディア+2
- 実際、2024年〜2025年にかけての改装・スイート増設等も行われており、宿泊体験・施設のレベルがさらに上がっています。 デイリーテレグラフ
観光者として押さえておきたいポイント
- 泳げる「インフィニティプール」体験:宿泊者限定ですが、景観として見るだけでも価値が高い。
- 展望デッキからの夜景:マリーナベイの金融街・高層ビル群を眺めながら非常にドラマティックです。
- ショッピング・グルメ:ホテル内には170以上のブランド、80以上のレストランが入っており、高級体験を望むなら最適。 Visit Singapore+1
- ただし宿泊・飲食・ブランドショッピングともに “かなり高価格帯” です。「移住後の生活費」として考えるとコストが割高になる点は観光と割り切る必要あり。
② Gardens by the Bay


マリーナベイに隣接する超近距離の庭園施設。
- 巨大な“スーパーツリー”が林立する「Supertree Grove」が特に有名で、夜のライトアップは未来的な雰囲気があり、撮影スポットとしても人気。
- 園内には植物ドーム(Cloud Forest/Flower Dome)もあり、自然・庭園ファンにも満足度が高い。
- 著者も「高所恐怖症ゆえ展望台に上がらなかったが」「夜景が幻想的で好き」というのはこのあたりの体験だと思います。
- 観光者としてのメリット:ここまで「近くで」「歩いて」「自然と近代都市景観」を組み合わせて楽しめること。
③ その他マリーナエリアで押さえておきたいスポット



- マーライオン公園(Merlion Park):マリーナ湾を望む定番の写真スポット。湖畔から市街地を眺める位置関係が非常に良い。
- ArtScience Museum:蓮の花をモチーフにした外観で有名。芸術+科学+体験展示という観点でも訪問価値あり。 ウィキペディア+1
- 金融街・マリーナベイ・サンズ周りの “夜景+高層ビル群” の眺め:マリーナ湾を背景に、都市の近未来感を体感できます。
最新観光トピックス・情報アップデート
観光目的で行くなら、最新の動向やトレンドも押さえておくと良いでしょう。
- 2024年、シンガポールへの国際観光客数が 約1,650万人 に達し、コロナ禍前の水準回復に近づいています。 Reuters
- 高級リテール(ラグジュアリーブランド)がシンガポール、特にマリーナベイ・サンズのエリアを重要拠点としています。ブランド体験・旅行者の買い物需要が上がっています。 voguebusiness.com
- 前述の通り、マリーナベイ・サンズでは US$8 billion 規模の拡張プロジェクトが発表されています。観光インフラとして「今後さらに充実」していくエリアです。 ニューヨーク・ポスト+2marinabaysands.com+2
- 観光客としては「夜景+撮影スポット」というキーワードがますます重要になってきており、マリーナエリアはまさにその中心。
- 注意点として、先進的な施設・ブランド・ホテルが集中しているため、価格帯が高めということ。観光目的なら贅沢体験として割り切るのがベストです。
著者としての観光訪問チェックリスト
移住ではなく観光としてこのエリアを訪れるなら、以下のようなチェック項目をおすすめします。
- 宿泊選び
「マリーナ・ベイ・サンズに泊まるかどうか」:宿泊すればスカイパーク・インフィニティプール体験がありますが、予算をかなり要します。日帰り or 1泊して観光拠点にするか検討、でも「展望だけ」なら宿泊不要でもOK。 - 時間帯の選定
夜景が特に映えるので「夕方〜夜」にマリーナ湾畔を歩き、写真を撮ることをおすすめします。特にガーデンズ・バイ・ザ・ベイのライトアップ、マリーナ湾からの金融街の輝きは観光ハイライト。 - 移動・アクセス
マリーナエリアはMRT(地下鉄)やバスでアクセス良好。市内他エリア(チャイナタウン、オーチャード、リトルインディア等)からの移動も容易。観光の拠点として最適です。 - 観光コースの組み立て
例えば、午前:ホテル展望デッキ&屋外プール眺望 → 昼:マリーナ湾沿いカフェやショッピングモール → 夕方:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ散策&ライトアップ → 夜:マリーナ湾夜景見学・マーライオン公園。という流れがストレス少なめ。 - 費用意識
高級ホテル・グルメ・ブランドショッピングが集中しているため、一般観光と比べて「やや割高」。滞在費・食費・ブランド購入をどこまで使うかの指針を持っておきましょう。
まとめ:観光という視点でのシンガポール・マリーナエリア
“移住先候補”として今回は脱したシンガポールですが、「観光スポットとしてのマリーナエリア」は非常に魅力的です。先進的な都市景観、ラグジュアリーな滞在、夜景・撮影スポットとしての完成度、そして今後も拡張・発展を続ける観光インフラ。これらを考慮すれば、「FIRE後のちょっとしたご褒美旅行」や「短期滞在で贅沢に過ごす旅先」として十分候補に挙げられます。
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