英語を学んでいる方の多くは、「なぜ自分は英語を勉強しているのか?」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。今回は、英語を学ぶ意味や、学習を続ける上で欠かせないモチベーションについて、筆者自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。
言語は「ツール」である
英語・日本語を問わず、言語は自分と他者をつなぐコミュニケーションの道具です。
母国語以外の言語を学ぶというのは、新しいツールを手に入れることに等しく、その分だけ世界とつながる可能性が広がります。
筆者自身は、世界で最も普及している言語が英語であることから、第一外国語として英語を選びました。
参考までに、現在の世界人口は約70億人。そのうち英語を実用的に使える人は約17.5億人といわれています。これは全人口の約4人に1人にあたり、英語が「世界で最も話されている言語」であることを示しています。

英語学習のメリット
英語が世界中で広く使われていることには、学習者にとって大きな利点があります。
- 英会話スクールやオンライン教材が豊富
- 書籍、映画、ドラマ、ニュースなど学習素材が無限に近いほどある
- グローバルな情報にダイレクトにアクセスできる
他の言語に比べ、学習環境が整っているのは英語の大きな強みです。
学習を続けるには「目的」が必要
外国語学習で一番大切なのは、目的やゴールを持つことです。
筆者の場合は、幼少期から外国映画や音楽を通じて海外文化に触れるうちに、「いつか世界を旅したい」「外国の人と一緒に仕事をしたい」という気持ちを抱くようになりました。少し漠然としていますが、これが筆者の英語学習の出発点でした。
英検からTOEICへ:私の学習体験
言語はコミュニケーションの道具、その道具の能力を他の人に分かりやすく表現するために使われるのがテスト・資格です。
独学で勉強を始めた筆者は、まず英検準一級合格を目標にしました。結果的に、合格するまでに11回も受験。大学生だったため、1回あたり約1万円の受験料は大きな出費で、アルバイト代がどんどん消えていきました。今となっては苦い思い出です。
社会人になってからは次の目標をTOEIC800点以上に設定しました。
ただし、学生時代のように自由な時間はありません。そこで、学習時間を捻出するために、
- 残業を極力しない
- 飲み会などの付き合いを減らす
といった工夫をしました。周囲から「付き合いの悪い人」と思われたかもしれませんが、それでも学習を優先する価値は十分にありました。
最終的にはTOEIC930点を取得。達成感も大きく、自分の努力が数字として見える喜びを実感しました。

テスト勉強で学んだこと
英検やTOEIC、TOEFLといった資格試験には、それぞれ「出題のルール」があります。
- どんな力を測ろうとしているのか
- 各設問で何を問われているのか
これを理解せずに挑むと、努力が効率的に得点につながりません。英語力そのものを高めるのと同時に、試験の「ルールを知ること」が大切だと実感しました。
まとめ
英語学習は、ただ単語や文法を覚える作業ではなく、自分の人生や将来を広げるための投資です。
目的を明確にし、自分なりのモチベーションを持つことで、学習を長く続けることができます。
筆者にとっての目的は「世界とつながること」。
皆さんにとっての目的は何でしょうか?
次回は、TOEICの具体的な「ルール」についてお話ししたいと思います。
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