〜まとめ・結論編〜
2023年4月11日から5月11日まで実施した「海外移住トライアル @ タイ/ジョムティエン」。本シリーズも今回が最終回となります。最後に、筆者の体験をカテゴリーごとに振り返り、総合的な評価と結論をまとめたいと思います。
総評:長期居住は「魅力不足」、ただし一時滞在ならアリ
結論から言えば、現時点でここに1年以上の長期居住をすることは難しいと感じました。理由は以下の3点です。
- インフラ面の課題(特に交通事情)
移動の自由度が低く、車やバイクがないと生活が制限されます。公共交通機関も十分とは言えず、日常の小さなストレスが積み重なりました。たぶん、年を取ってからソンテウに乗ったり、信号を守らない車やバイクに注意しながらの道路横断はきついよですね。 - 生活費とQOL(生活の質)のバランス
「住居費が安い」と言われますが、プールやジム付きの物件を除けば日本と大差ない印象です。敷金・礼金、害虫駆除などの謎の費用を請求されないのは良いですが…。食費も同様で、安い部分は確かにあるものの、満足度を考えると割高に感じる場面もありました。 - 言葉の壁(英語・タイ語)
日常会話で不自由する場面が多く、特に長期滞在となると積極的に学ぶ姿勢がないと厳しいと痛感しました。日本に住んでいる外国人で日本語を学ぶ気がない人がどう見られるかを想像するとよいかと思います。



それでも「一時的な滞在地」としては魅力的
ネガティブな面を挙げましたが、ジョムティエンには他にはない良さもあります。
- 気候の変化を避けるための一時的な移住先
日本の真夏や真冬を避けて過ごすには適した環境です。 - 治安の良さと比較的安定した生活コスト
東南アジアの中でも比較的安心して生活できる環境があります。 - リゾート地ならではの「ゆるさ」
観光客やリタイア層が多いため、昼間から散策していても違和感がなく、心地よい解放感がありました。海外では日本ほど他人のことを気にしていないのです。
今回の滞在で得た最大の成果
現地での1か月の暮らしは、事前にメディアやインターネットで得ていた情報を「体験」として裏付ける機会になりました。
やはり 「百聞は一見に如かず」。実際に自分の肌で感じてこそ見えてくるものがあります。今回のトライアルを通じて、FIRE後の生活のイメージをより現実的に描けるようになったのは大きな収穫です。

まとめ
- 長期居住には課題が多いが、一時滞在地としては十分に魅力あり
- 現地での実体験が今後のライフプランに活きる
- 海外移住は「情報」よりも「体験」が大切
今回で「海外移住トライアル @ タイ/ジョムティエン」シリーズは完結となります。ここで得た知見を糧に、今後も Live Life Freely(自由に生きる) をテーマに活動を続けていきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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