こんにちは。今回は【TOEIC攻略(2)】として、**リスニングセクションPart2(応答問題)**の攻略法について解説します。
このパートは短い質問や発言に対して、最も自然な応答を選ぶ形式です。シンプルに見えて、実はスコアを大きく左右する重要セクション。
この記事を読むことで、Part2の得点アップのヒントをつかめるはずです。
Part2の概要
TOEICリスニングセクションのPart2は、短い質問や発言に対して、A・B・Cの3つの応答の中から最も自然な答えを選ぶ形式です。
音声は一度しか流れません。そのため、集中力と瞬時の理解力が問われます。
例題はTOEIC公式サイトより引用しています。
例題と正解のポイント
例題1
Q: “Where’s the new fax machine?”
A: “Next to the water fountain.”
→ “Where(どこ)”という疑問詞に注目し、場所を答える応答が正解。
例題2
Q: “How well does Thomas play the violin?”
A: “Oh, he’s a professional.”
→ “How well(どのくらい上手に)”と聞いているので、能力・程度に関する答えが正しい。
例題3
Q: “Martin, are you driving to the client meeting?”
A: “Oh, would you like a ride?”
→ “運転していくの?”という質問に対して、申し出を含む自然な返答が正解。
例題4
Q: “Mariko announced that she’s retiring in April.”
A: “Right, she’s been here twenty-five years.”
→ “退職予定”という発言に対して、それに同意し補足する応答が自然。
高得点を取るための3つのコツ
① 疑問詞(5W1H)を正確に聞き取る
“Who”, “What”, “When”, “Where”, “Why”, “How”といった疑問詞の意味を即座に理解する力が必要です。
特に“Where(場所)”と“What(物・行動)”を混同すると間違いやすいので注意しましょう。
② 時制(現在・過去・未来)を意識する
Part2では、時制の聞き取りミスもよくある落とし穴です。
たとえば、
“She’s retiring next month.”
は「彼女は来月退職する予定」という未来の出来事を表します。
“be + 動名詞(~ing)”が未来形の意味を持つことを覚えておきましょう。
③ 聞こえた単語だけで選ばない
TOEICのPart2では、ひっかけの選択肢が多くあります。
「聞こえた単語が含まれている=正解」ではありません。
文の意味全体を理解し、会話として自然かどうかを基準に選びましょう。
まとめ:Part2は“耳の瞬発力”がカギ
Part2は短時間で判断を求められるため、語彙力・リスニングスピード・状況判断が試されます。
聞き取りに慣れるためには、以下の練習法が効果的です。
- 公式問題集の音声を繰り返し聴く
- 聞き取れなかった箇所をスクリプトで確認
- 質問文のパターンを分析して予測力を高める
このパートで安定して得点できるようになると、TOEIC全体のリスニングスコアも大きく伸びます。
**次回は、リスニングセクションPart3(会話問題)**の攻略ポイントを解説します。
ぜひ引き続きチェックして、スコアアップを目指しましょう!
🔖この記事のまとめ
- Part2は短い質問への応答を選ぶ問題
- 疑問詞と時制を正確に聞き取るのが鍵
- 聞こえた単語だけで選ぶのは危険
- 自然な会話の流れを意識して選択する

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