アメリカ移住について考えた

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今回は「アメリカ移住」についてお話ししたいと思います。

著者は幼少に受けた教育やメディアなどの情報に影響されてか、アメリカ文化に影響されて育ちました。その影響でFIREに関係なくアメリカへの移住に憧れていたのです。ですので、学生時代は留学。会社員としては海外駐在、海外出張を希望していました。

別の記事「FIREを見据えた海外移住トライアル」でも触れましたが、著者が一番希望する移住先はアメリカ(北米)です。しかしながら、物価、治安、食事の点から最高点とはなりませんでした。これらの採点結果を持って妥協しているのかもしれません。数値では表すことのできない「思い」というものがありますので、今も著者の中で悩んでいる点でもあります。

FIRE後の海外移住先採点表; [独自の採点(良い:5>1:悪い)を行い現時点で最高点/ベストと判断した結果]。

以上を踏まえて、今回は、今一度アメリカ移住する/できる条件とは何かについて確認してみたいと思います。

①海外駐在

これが一番楽です。日本で採用されている場合は会社で全て手配してもらえるので、本人は身の周りの支度(引っ越し、家族がいる場合は家族の引っ越しも)を整えるだけです。日本企業の場合は海外勤務手当等で収入が増えることもあります。問題は自分でタイミングと行き先を選ぶことができないことです。就職・転職で海外駐在できる企業に巡り合うのも至難の業でしょう。

②アメリカで就職

一番のハードルは就労ビザで、種類と資格は下記です。著者にはどれも無理そうです。上記採点でVISA項目が最低点なのはこれが理由です。アメリカで就職するには、アメリカで就職先を見つけて推薦状を書いてもらい、該当ビザを取得する必要があります。最近、芸能人、スポーツ選手の方で渡米が多いのはOビザ、Pビザを取得されているのでしょう。

H-1B (特殊技能職)、H-1B1 (自由貿易協定専門家ビザ)、H-2A (季節農業労働者)、H-2B ビザ (熟練・非熟練労働者)、H-3 (研修生)、H-4 (同行家族)、L-1 (企業内転勤者)、ブランケットL-1ビザ、L-2 (同行家族)、O (科学、芸術、教育、ビジネス、スポーツにおける卓越した能力の持ち主)、O-2(O-1同行者)、P (芸術家、芸能人)、P-2(芸術家または芸能人)、P-3(芸術家または芸能人)、Qビザ(実務研修、雇用、および訪問者の自国の歴史・文化・伝統の普及を目的とした国際文化交流プログラムに参加する人)、R (宗教活動家)。

参考までにそのほかの非移民ビザは下記です。

非移民ビザ;商用/観光ビザ、学生ビザ、交流訪問者ビザ、通過ビザ/クルービザ、使用人ビザ、報道関係者ビザ、貿易駐在員・投資駐在員ビザ、婚約者ビザ。

③グリーンカード(Permanent VISA)取得

これは更に難易度が高いです。取得条件は下記です。永住権を納税義務が発生します(投票権はなし、陪審員を務めることができない)。10年に一回更新が必要です。滞在期間(1年の内、半年以上国外とか)によって永住権をはく奪される可能性あり。

1.アメリカ国籍を持つ人と家族になる

2.アメリカ企業に投資する

●EB-5投資永住権プログラム(メインカテゴリー); アメリカ国内の地域に180万ドル以上投資する。 2年以内に10名のアメリカ人を直接的に雇用する

●EB-5地域センタープログラム(期間限定優遇プログラム); アメリカ国内で失業率が全国平均失業率の150%を超える地域に90万ドル以上投資する。 2年以内に10名のアメリカ人を直接的または間接的に雇用する。

3.DV抽選(永住権)に当選する

グリーンカード抽選プログラムにて、応募は一年に一回、当選者はコンピューターでランダムに選出。

4.アメリカのスポンサーを得る

EB-1-2; 専門分野で過去3年以上の教職・研究の経歴を持ち、世界的に知られる成果を上げた教育者・研究者が該当。

EB-1-3; アメリカに親・子・系列会社がある会社の役員または管理職を務める人が該当。以下の2つの申請資格を満たすことも必要。 1)スポンサーとなる企業で、過去3年のうち1年以上を役員または管理職として勤務。 2)アメリカ国内の親・子・系列会社で、同様の業務を行える。

EB-3; 技能労働者・専門職を対象としたカテゴリー。それぞれ申請する職種に特定の経歴または学歴が必要で、申請者が経歴または学歴の条件を満たしていること。

5.自分の才能や能力を活かす

科学・芸術・教育・事業・スポーツにおいて才能のある人はEB-1-1ビザ、教授・研究家など世界に認められている人はEB-2ビザを取得することで、永住権を獲得できる。

参考) グリーンカードと同様にアメリカに永住できる権利として市民権がある。市民権とは、アメリカを構成する市民に対して付与される社会的地位。アメリカの領土内で出生すると自動的に取得でき、外国人が取得することも可能。永住権と市民権で共通なのは兵役登録の義務があること。市民権取得で選挙権・被選挙権付与されアメリカ帰化申請可能に。ただし、日本人がアメリカに帰化申請する場合、日本国籍は離脱となる。

③FIRE後移住

観光/商用ビザ(最大90日間)を取得して、デジタルノマドの様に転々と移り住む。著者にはこれが一番現実的な選択肢のようです。

まとめ (著者の見解); アメリカ移住する/できる条件確認。務めている会社で海外駐在できるならこれがベスト。アメリカでの就職は科学、芸術、教育、ビジネス、スポーツにおいて卓越した能力を持っていないと難しい。グリーンカード所得は(上記)卓越した能力、投資資金力、くじ運(DV抽選、アメリカ国籍を持つ人と家族になるを含め)を持っていないと難しい。著者の現実的な選択肢は観光/商用ビザでした(涙)。

以上、今回は「アメリカ移住」についてでした。

アメリカ移住をお考えの方々の参考になれば幸いです。

プロフィール
著者
diamondken

完全FIREを目指している一般独身男性。
約30年、自動車業界/外資系自動車部品メーカーに従事。
自動車用電装部品の開発にてSW, HW, SYS, PMを経験/担当し今に至る。
趣味はテニス、映画/音楽鑑賞、ゲーム(PS)、読書、旅行、楽器/エレキギターなど。
完全FIRE/経済的自立を実現すべく、資産運用、副業、投資、税金について勉強中。
TOEICスコア: 960

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