「同じ看板=同じ価格」ではない意外な理由
「田舎に行けばガソリンは安い」
多くの人が、そう思い込んでいるのではないでしょうか。
しかし実際には、郊外や地方のほうが都市部よりガソリン価格が高いケースも珍しくありません。
筆者自身も先日、郊外へドライブした際にその“思い込み”を覆される体験をしました。
今回は、
- なぜ同じENEOSなのに価格が違うのか
- なぜ田舎のガソリンスタンドが高くなりがちなのか
- 失敗しないガソリンスタンドの選び方
を、フランチャイズ(FC)の仕組みと最新事情を交えて解説します。
同じブランドでも中身は別物?ガソリンスタンドの運営実態
ENEOS、apollostation、コスモ石油など、大手ブランドの看板を掲げるガソリンスタンド。
一見すると全国一律で運営されているように見えますが、実は多くがフランチャイズ(FC)方式です。
フランチャイズ方式とは?
- 看板・制服・ブランドイメージは本部が提供
- ガソリンは本部系列から仕入れ
- 価格設定・サービス内容・ポイント対応は店舗裁量
つまり、「同じブランド=同じ価格・同じサービス」ではないのが実情です。
なぜ田舎のガソリンスタンドは高くなりやすいのか?
「土地も安いし、競争も少ない。田舎のほうが安いはず」
そう考えがちですが、現実は逆になることも多いです。
理由①:競争が少ない
都市部では数百メートル間隔でスタンドが並び、価格競争が激化しています。
一方、地方では「半径10kmに数店舗だけ」という地域も珍しくありません。
→ 価格を下げなくても客が来る構造になりやすいのです。
理由②:物流コストが高い
2024年〜2025年にかけて、
- 原油価格の変動
- 輸送コスト(人件費・燃料費)の上昇
が続いています。
地方ほど輸送距離が長くなり、1Lあたり数円〜10円以上の差が出ることもあります。
理由③:フルサービス店舗が多い
地方では今も
- 店員による給油
- 窓拭き
- 灯油販売・配達
などを行うフルサービス型が主流の地域があります。
人件費が価格に上乗せされるため、セルフスタンドより高くなりがちです。
ポイントが使えない・安くならないのもFCだから?
「ポイントが使える店と使えない店がある」
「アプリ割引が効かない店舗がある」
これもフランチャイズ経営ならではの違いです。
- 楽天ポイント
- dポイント
- Tポイント
- WAON POINT
などの導入・キャンペーン参加は店舗判断の場合が多く、
同じブランドでも“お得度”に差が出ます。
【体験談】田舎のENEOSがまさかの高値だった話
筆者は先日、郊外(いわゆる田舎)へドライブに出かけました。
「どうせ田舎だし、ガソリン安いだろう」と思い、途中のENEOSで給油。
ところが――
いつも利用しているENEOSより、リッターあたり13円も高い。
理由を考えてみると、
- セルフではなくフルサービス
- 個人事業主によるFC加盟店
- 周辺に競合スタンドがほぼない
と、条件がそろっていました。
「田舎=安い」という思い込みは、完全に裏切られた瞬間でした。
失敗しないガソリンスタンドの選び方
ガソリンスタンド選びで損をしないためには、次の視点が重要です。
①「ブランド」ではなく「店舗」を見る
同じENEOSでも価格も特典も別物。
自分の生活圏で“当たりスタンド”を見つけるのが最重要です。
② セルフ+会員価格を基本にする
- セルフスタンド
- 会員登録
- 専用クレジットカード
これだけで1Lあたり5〜10円以上差が出ることも。
③ ポイントは“自分が貯めているもの”で選ぶ
楽天経済圏・dポイント経済圏など、
普段使いのポイントと相性の良いスタンドを選ぶと、実質値引き効果が高まります。
ガソリンスタンドは「使い分け」が正解
最近のガソリンスタンドは、サービス内容も価格もほぼ横並びに見えます。
しかし実際には、
- 日常使い:近所の安いセルフスタンド
- 遠出時:ルート上で事前に価格チェック
- 洗車・点検:サービス重視の店舗
と目的別に使い分けることで、年間の燃料費に大きな差が出ます。
まとめ|「田舎だから安い」はもう通用しない
- ガソリンスタンドの多くはフランチャイズ経営
- 同じブランドでも価格・サービス・ポイント対応はバラバラ
- 地方ほど競争・物流・人件費の影響で高くなることもある
「どこで入れても同じ」ではなく、
「どこを選ぶか」で確実に差がつく時代です。
ぜひ、自分だけの“ホームスタンド”を見つけて、
賢く・おトクなカーライフを送りましょう。

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