今回は「自動化」についてお話ししたいと思います。
ここで言う「自動化」は現在自動車業界で開発が進んでいるCASE (Connected Automated/Autonomous Shared Electric)の”A” 自動化についてです。
この記事を読むことで、自動車業界の動向を学ぶ際や自動車購入の参考になれば幸いです。
さて、車の自動化と言えば「自動運転」ですが、自動運転の定義は、NHTSA (米運輸省道路交通安全局)が定義したものが世界的に採用されていました。その後、2016年にNHTSAがSAE (米自動車技術会)の基準を採用したことから、現在はこのSAE基準/自動運転レベルの定義 (6段階)が日本を含む世界においての主流となりました。
自動運転レベルは、自動運転の技術到達度、運転の主体や走行領域などによって”レベル0″から”レベル5″の6段階に分類されています。
2023年1月時点で、レベル3の機能を搭載した市販車の販売は始まり、レベル4の自動運転タクシーや自動運転コミューターの開発や実証実験も活発になってきました。
下記”SAEの自動運転レベル基準と実用例をまとめた表”を参照いただくことで各レベルの要求内容をご理解いただけると思います。
参考までに、国土交通省の自動運転レベル基準の定義は下記です。
<まとめ>現時点で、量産化されている自家用車については自動運転レベル2の技術を搭載した車両が最先端で、今後はファミリーカーや軽自動車などへの標準装備化が進むと思われます。
また、自動運転レベル3については、ホンダのレジェンドが実用化したことで主に高級車や各メーカーのフラッグシップ車から随時導入が進むと思われます。
自動運転レベル4については、走行領域限定のコミューターや商用車などで実用実証が加速し、自動運転レベル5については、課題が多いため実用化はかなり先のことになると推測できます。
また、自動運転レベル1~5全体の開発・実用を進めていく中での試験結果や市場からのフィードバックを反映して、基準改定や法改正も適時行われていくと予測できます。
以上、Technology/テクノロジー – 自動化についてでした。
この記事を読むことで、自動車業界の動向を学ぶ際や自動車購入の参考になれば幸いです。
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