50代を迎え、「学び直し」や「資格取得」に挑む人が増えています。
今回ご紹介するのは、筆者の実体験――簿記3級に4度目の挑戦で合格した軌跡です。
目的は、個人事業主として、そして将来的にはマイクロ法人設立(法人成り)を見据え、会計の基礎知識を身につけること。
しかしその道のりは決して簡単ではありませんでした。
この記事では、
- 挫折と再挑戦の過程
- 効果のあった学習方法
- 最新の簿記3級対策情報(2024-2025年版)
をまとめてご紹介します。
1. なぜ50代で簿記3級に挑戦したのか
筆者が簿記を学び始めた理由は明確でした。
- 個人事業主として会計を理解したい
- 将来のマイクロ法人化に備えたい
- 自分の成長の証明として資格を取りたい
特に近年は、
「フリーランス × 法人化」
が一般的になりつつあり、その中で簿記は必須スキルと言えます。
2. 初挑戦:教材購入からのスタート
2023年6月、「クレアール」の教材(約1万円)を購入。
- 講義ノート655ページ
- 講義動画63単元(約42時間)
- 問題集251ページ
- ネット模試4回分
熱心に取り組んだものの、「動画を見た=理解したつもり」になってしまい、腹落ちしない部分が放置されたまま…。
そして、2023年9月の初回CBT試験は不合格。
簿記3級の配点は、
- 第1問:45点
- 第2問:20点
- 第3問:35点
合格ラインは70点。
理解不足のまま臨んでしまったことを痛感しました。
3. 再挑戦:教材を変える決断
不合格後に、思い切って教材を変更。
CPAラーニング(無料) を受講しました。
ここで衝撃が。
「今まで理解できなかった部分が、一気に腹落ちした」
特に理解が深まったのは次の点です。
- 勘定科目が5要素(資産・負債・純資産・費用・収益)のどこに属するか
- 貸倒引当金・減価償却累計額など評価勘定の役割
- 試験の解く順番(1問→3問→2問)などのテクニック
CPAの動画は短く要点がまとまっており、試験対策として非常に有効でした。
しかし――
それでも2回、3回と不合格。
普通なら諦めるところですが、筆者は続けました。
もはや意地でした。
4. 最後の一押し:YouTube「ふくしままさゆき」さんに救われる
決定的に役立ったのは、
YouTube「ふくしままさゆき」さんの講義。
- 各動画は約40分
- No.1~25を一通り視聴
- 苦手動画は3回繰り返し視聴
- No.18(70問)、No.24(50問)は間違わなくなるまで反復
特に素晴らしかったのは、次の2点の説明が抜群に分かりやすかったことです。
① B/SとP/Lの「5要素」の関係
- 資産
- 負債
- 純資産
- 収益
- 費用
「簿記は、この5つの箱に分類する作業」
という考え方が完全に腹落ち。
② 決算整理の本質
- 現金主義 → 発生主義に直すだけ
- 試算表 → 決算整理後残高試算表 → B/S・P/Lへ流れる
という“流れ”が理解できた
5. 4度目で合格! 2023年11月3日の試験結果
CPAの模試(3回×複数周)
クレアール模試(4回×複数周)
YouTube反復学習
これらを徹底的にこなした結果――
4回目の挑戦でついに合格。
苦手部分を徹底的に潰すことで、「理解 → 定着 → 反射レベル」へと進化できました。
6. 試験本番で分かった“現実”
■ 集中力と体調管理は侮れない
不合格だった試験時は、
- 前日に眠れない
- 午前受験でコンディション最悪
という状態。
合格した回は、夕方16時開始の試験を予約。
多少眠れ、体調が整いやすかったのが勝因でした。
特に50代は体力差が出るため、
試験時間を工夫するのは重要な戦略です。
7. 2025年最新:簿記3級CBT試験の傾向と対策(まとめ)
最新の受験者の声から、次が鉄則化しています。
▷【鉄則1】解く順番は 1問 → 3問 → 2問
理由:時間配分が安定し、合格率が上がるため
▷【鉄則2】第2問(20点)は深追いしない
コスパが悪く、合否は1問・3問で決まる
▷【鉄則3】理解重視+問題量の両立
- YouTube × CPA の組み合わせは依然強力
- 5要素の理解がスムーズな人は合格が早い
▷【鉄則4】CBTは“慣れ”が超重要
模試でPC画面に慣れておくことが必須。
8. 50歳からでも人は変われる ― 筆者の気づき
今回の挑戦で学んだことは、次の3つです。
① 理解できる教材に出会うことの重要性
クレアール → CPA → YouTube
と、組み合わせることで理解力が急上昇。
② 何度落ちても諦めないこと
3回落ちても続ければ4回目で合格できる。
これは大きな自信につながりました。
③ 試験は「知識×体調×慣れ」で決まる
特に50代は体調管理が合否に影響する。
9. まとめ:遠回りでも、確実に成長できる
筆者は、最短で受かる人とは真逆のルートでした。
- 教材変更2回
- 模試多数
- 合格まで4回
しかし、
「いったん始めたことをやり切れた」という大きな自信を得られた
これは、資格以上の価値があります。
もし今この記事を読んでいるあなたが、
「挑戦しようか迷っている」「何度も不合格で落ち込んでいる」
そんな状況なら――
何度失敗しても大丈夫。挑戦し続ければ必ず前に進めます。
本記事が、同じように挑戦している方々の励みになれば幸いです。

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