更新日:2026年7月
2026年春以降、ANAではSFC(スーパーフライヤーズカード)会員規約の見直しや国内線運賃制度の変更など、大きな制度改革が続いています。
そんな中、株主にも影響する「株主優待制度」も見直されました。
ANAはこれらを「拡充」と説明していますが、本当に利用者・株主にとってメリットが増えたのでしょうか。
今回は、2026年現在のANA株主優待制度を整理し、実際に株主である筆者の視点から「使える特典」と「そうでもない特典」を考察してみます。
ANA株主優待とは?
ANAホールディングスでは、毎年
- 3月31日
- 9月30日
の株主に対し、株式保有数に応じた各種優待を提供しています。
代表的なのは、
- 国内線50%割引券
- ANAショッピング割引
- ホテル割引
- ANA FESTA割引
などです。
2026年度からは新たな優待制度も追加されました。
2026年からの主な変更点
| 内容 | 従来 | 2026年~ |
|---|---|---|
| 国内線50%割引券 | 継続 | 継続 |
| シンプル運賃5%OFF | なし | 新設 |
| Peach国際線4,000円割引 | なし | 新設 |
| ANAツアー割引 | 一部 | 拡充 |
| 長期・大口株主優待 | なし | 新設 |
ANAではこれらを「株主優待の拡充」と位置付けています。
優待① 国内線50%割引券
ANA株主優待と言えばこれでしょう。
対象運賃は
- 普通運賃
- 一部対象運賃
通常運賃が高額な時期ほど効果があります。
一方、
早割運賃やセール運賃の方が安いケースも少なくありません。
つまり、
いつでも50%お得になる訳ではありません。
優待② シンプル運賃5%割引(新設)
2026年から追加された制度です。
対象
シンプル運賃(エコノミー)
割引率
5%
発行数
| 保有株数 | 発行数 |
|---|---|
| 100〜499株 | 1回 |
| 500〜999株 | 2回 |
| 1000株以上 | 3回 |
同一予約(最大9名・4区間)に適用できるため、
家族旅行では意外に使いやすい制度となっています。
優待③ Peach国際線4,000円割引
こちらも2026年から新設。
実際には、
昨年まで提供されていた
AirJapan優待の後継
と考えると分かりやすいでしょう。
LCCを利用する人にはメリットがあります。
優待④ ANAツアー割引
対象は
- 国内ツアー
- 海外ツアー
など。
ただし、
主に高価格帯の商品が対象となるケースが多く、
利用者は限定される印象です。
優待⑤ 長期・大口株主向け特典
新設された制度です。
対象条件はかなり厳しく、
- 20,000株以上
- 3年以上継続保有
という条件を満たした株主のみ。
対象者には
ANAダイヤモンドサービスの一部特典
が提供されます。
一般投資家には縁のない制度と言えるでしょう。
従来から継続する優待
現在も利用できる主な優待はこちらです。
| 優待 | 内容 |
|---|---|
| ANA FESTA | 10%OFF |
| ANA DUTY FREE SHOP | 10%OFF |
| ANAショッピング A-style | 株主限定価格 |
| IHG・ANAホテルズ | 宿泊20%OFF・飲食10%OFF |
| 施設見学会 | 抽選 |
| 提携ゴルフ場 | 優待料金 |
旅行好きには便利な特典が多く用意されています。
実際に使いやすい特典は?
筆者が実際に魅力を感じる順位は、
| 順位 | 特典 |
|---|---|
| ★★★★★ | 国内線50%割引券 |
| ★★★★☆ | シンプル運賃5%OFF |
| ★★★☆☆ | Peach4,000円割引 |
| ★★☆☆☆ | ホテル優待 |
| ★☆☆☆☆ | 高級ツアー割引 |
庶民派投資家としては、
最も利用価値が高いのは
国内線航空券関連
です。
最新情報(2026年)
2026年はSFC制度だけでなく、
株主優待制度も大きく変更されました。
最近では
- SFC制度再検討
- 羽田空港駐車場優先予約終了
- ハワイANAエクスプレスバス終了
- 国内線運賃体系変更
など、
ANAはサービス全体を見直す流れが続いています。
株主優待についても、
「より利用しやすい制度」
へ少しずつ変化している印象です。
一方で、今後も制度変更が行われる可能性は十分考えられるため、株主は毎年の優待内容を確認しておくことをおすすめします。
まとめ|株主優待は「航空券」を目的に考えるのがおすすめ
今回の株主優待制度改定を見る限り、
最も恩恵を受けやすいのは、
やはり
航空券関連の優待
でしょう。
シンプル運賃5%割引は家族旅行でも使いやすく、Peach国際線割引もLCC利用者には魅力があります。
一方で、高級ツアーや長期大口株主向け特典は利用できる人が限られ、一般株主には恩恵を感じにくい内容です。
筆者自身も株主ですが、現時点では最も実用的なのは国内線50%割引券とシンプル運賃5%割引だと感じています。
今後は実際に株主優待券を利用して搭乗した際の使い勝手や、新設されたシンプル運賃5%割引のメリットについても、実体験を交えながらレポートしていきたいと思います。
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