更新日:2026年7月
「ANAマイルは貯まりやすい。でも、本当に使いやすいのか?」
2026年7月、ANAでは国際線特典航空券が50%OFFになる期間限定キャンペーンが実施されました。
筆者も「これは絶好のチャンス」と思い、実際に特典航空券の予約を試してみました。
しかし、実際に操作してみると、
- 希望便が見つからない
- 対象便が限定的
- 空席待ちではキャンペーン対象外
- 発券期限が非常に短い
など、「マイルを使う難しさ」を改めて実感しました。
今回は、実際にANAマイルを利用して感じたことをレビューします。
ANA国際線特典航空券50%OFFキャンペーンとは?
2026年夏、ANAは期間限定で対象路線の必要マイル数を通常の半分にするキャンペーンを実施しました。
予約・発券期間
- 2026年7月23日〜7月29日
- 約1週間のみ
この期間中に
- 予約
- 発券
まで完了しなければ対象になりません。
つまり、
空席待ちが成立しても発券が期間外になると通常マイル数になります。
ハワイ路線を例に見てみる
対象路線
- 成田 ⇔ ホノルル(NH181〜184)
※羽田便は対象外
対象搭乗期間
2026年8月24日〜2027年1月31日
ただし、
- シルバーウィーク
- 年末年始
- 一部繁忙期
は対象外です。
つまり、
旅行したい時期ほど利用できません。
必要マイル
| シーズン | 通常 | キャンペーン |
|---|---|---|
| ローシーズン | 17,500 | 8,750 |
| レギュラー | 20,000 | 10,000 |
50%OFFという数字だけ見ると非常に魅力的です。
実際に予約してみた
予約手順は非常にシンプルです。
- ANAサイトへアクセス
- 特典航空券検索
- 出発地・目的地入力
- 日付入力
- 検索
ここまでは問題ありません。
問題はここからでした。
「検索中」が長い
検索すると、
リクエストを処理しています…
という画面になります。
数十秒待っても、
希望便が表示されないことも珍しくありません。
希望便が出てこない
もっとも苦労したのがこれです。
例えば
- 土日出発
- 人気日程
では、
ほぼ希望便がありません。
表示されても
- 朝5時台
- 深夜便
- 乗継時間が長い
など、
かなり妥協が必要になります。
空席待ちはキャンペーン対象外
これは意外な落とし穴でした。
空席待ち登録して、
後日席が空いても、
キャンペーン終了後なら通常マイルになります。
つまり、
空席待ち=実質使えない
というケースもあります。
実際の支払い額
「特典航空券=無料」
と思われがちですが、
実際は違います。
今回ハワイ便を検索したところ、
- 必要マイル
- 税金
- 空港使用料
- 燃油サーチャージ等
を合わせると、
**約10万円前後(諸税・料金)**の支払い表示となるケースがありました(旅程や時期によって変動)。
つまり、
マイルだけでは旅行できません。
メリット
- 50%OFFは非常にお得
- 通常では届かない旅行先に行きやすい
- マイル消費効率は高い
- 長距離ほど恩恵が大きい
デメリット
- 対象便が限定
- 羽田便対象外路線あり
- 人気日は空席なし
- 空席待ちは対象外
- 発券期限が短い
- 日程変更不可のケースが多い
- 税金・燃油サーチャージ等は別途必要
他社マイレージとの比較
| 比較項目 | ANAマイル | シンガポール航空 KrisFlyer | JALマイル |
|---|---|---|---|
| 特典航空券の取りやすさ | △ | ○ | ○ |
| キャンペーン | ○ | △ | △ |
| 路線数 | ◎ | ○ | ○ |
| 変更の柔軟性 | △ | ○ | △ |
| マイルの使いやすさ | △ | ○ | ○ |
※空席状況や条件は路線・時期によって異なります。
ANAマイルは「貯める」より「使う」が難しい
ここ数か月、ANA SFC制度の見直しやサービス改定をきっかけに、マイルの価値を改めて考える機会が増えました。
確かにANAマイルは貯めやすく、キャンペーンも魅力的です。
一方で、
- 空席
- 対象期間
- 発券期限
- 対象便
などの条件が重なるため、
「使いたい時に使える」とは言い切れないのが現実です。
こんな人には向いている
✅ 平日に旅行できる人
✅ 日程変更が可能な人
✅ 半年前から旅行計画を立てられる人
✅ マイルを十分保有している人
まとめ|「マイルは有能」でも、使いこなすには工夫が必要
今回、実際に50%OFFキャンペーンを試してみて感じたのは、「マイルは貯めること以上に使うことが難しい」という点です。
魅力的なキャンペーンでも、対象期間はわずか約1週間。希望日程に空席がなければ何度も検索を繰り返すことになり、ようやく見つかった便でも変更不可などの制約があります。さらに、特典航空券でも税金や燃油サーチャージなどの支払いは必要です。
一方で、条件が合えば通常の半分のマイルで国際線に搭乗できるため、マイルの価値を最大限に引き出せるチャンスでもあります。
筆者としては、今後は次のような改善があると利用者満足度が大きく向上すると感じました。
- 上級会員(ダイヤモンド・プラチナ・SFC)向けに空席待ちを優先する仕組み
- キャンペーン対象期間の延長
- 特典航空券の在庫拡大
- マイルの使い道をさらに多様化すること
今回のキャンペーンを通じて改めて感じたのは、「マイルは貯めること」ではなく、「どう使うか」が最も重要だということです。これからANAマイルを貯め始める方も、まずは使い道をイメージしたうえで、自分の旅行スタイルに合ったマイレージ戦略を立てることをおすすめします。

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