タイ旅行を計画していると、航空券やホテルだけでなく、入国手続きについても調べることになります。
その中で最近注意したいのが、TDAC(Thailand Digital Arrival Card/タイ・デジタル・アライバル・カード)の偽サイト・詐欺サイトです。
「TDACの申請って有料なの?」
「検索結果に出てきたサイトで申請して大丈夫?」
「クレジットカード番号を入力してもいいの?」
このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
実際、タイ政府や在タイ日本国大使館も、TDACの偽サイトについて注意喚起しています。
この記事では、タイ旅行前に知っておきたいTDACの正規サイト、申請方法、偽サイトの特徴、詐欺サイトを避けるポイントを分かりやすく解説します。
TDACとは?
TDACとは、Thailand Digital Arrival Cardの略で、タイに入国する外国人旅行者がオンラインで登録するデジタル入国カードです。
2025年5月1日から導入され、タイへ入国する外国人旅行者は、到着前に必要な情報をオンラインで登録する必要があります。
登録では、主に以下のような情報を入力します。
- パスポート情報
- 氏名などの個人情報
- 到着便・到着日
- タイ国内の滞在先
- 旅行目的
- 健康申告に関する情報
- メールアドレス
タイ入国管理局の公式案内によると、TDACはタイ到着予定日の3日前から登録可能です。到着日を含めて3日以内の期間が対象となります。
結論:TDACの公式申請は無料
まず一番重要なポイントです。
TDACの公式申請は無料です。
タイ政府観光・スポーツ省も、TDAC登録を装って料金を請求する偽サイトについて注意喚起しており、TDACは無料で登録できると明確に説明しています。
また、在タイ日本国大使館も、公式サイト以外でTDACを登録した結果、
- 料金を請求された
- クレジットカード情報を入力させられた
などのトラブルが発生していると注意喚起しています。
したがって、
「TDACを申請するためにクレジットカード番号を入力してください」
と言われたら、まず一度立ち止まったほうがよいでしょう。
TDACの正規サイトはどこ?
タイ入国管理局が案内しているTDACの公式サイトはこちらです。
タイ入国管理局の日本語ページでも、このURLが公式サイトとして案内されています。
旅行前に検索エンジンで「TDAC」と検索する方法もありますが、より安全なのは、タイ政府・タイ入国管理局などの公式ページからアクセスすることです。
検索結果の一番上に表示されたサイトだからといって、必ずしも公式サイトとは限りません。
この点はESTAと同様ですね。
TDACの公式サイトを見分けるポイント
特に重要なのがURLです。
公式サイトは、
tdac.immigration.go.th
です。
ここで注目したいのが、
「immigration.go.th」
というドメインです。
「go.th」はタイ政府機関が使用するドメインです。
そのため、TDACの申請ページを開いたときは、まずブラウザのアドレスバーを確認しましょう。
例えば、
tdac.immigration.go.th
となっているかを確認します。
一方で、
「tdac-○○.com」
「thailand-○○.com」
「○○-tdac.net」
など、公式サイトとは異なるドメインの場合は注意が必要です。
ただし、「.comだから必ず詐欺」「.thだから必ず安全」と単純に判断するのではなく、最終的にはタイ入国管理局が案内している公式URLと一致しているかを確認することが重要です。
TDACの偽サイト・詐欺サイトにはどんな特徴がある?
では、偽サイトにはどのような特徴があるのでしょうか。
代表的なものを紹介します。
① TDACの申請料金を請求してくる
最も分かりやすい注意ポイントです。
TDACの公式登録は無料です。
そのため、
「申請手数料○○円」
「登録料○○ドル」
「処理手数料○○バーツ」
などの支払いを求められたら注意しましょう。
タイ政府も、TDACを装って料金を請求するサイトについて、公式サイトではないとして注意喚起しています。
② クレジットカード情報を入力させる
これも重要なポイントです。
TDACの公式登録では、クレジットカードによる支払いは必要ありません。
そのため、
「登録料を支払うためにカード番号を入力してください」
「クレジットカードによる本人確認が必要です」
などと表示された場合は、入力を中止しましょう。
実際に在タイ日本国大使館も、TDAC公式サイト以外を利用したことで、クレジットカード情報を入力させられるトラブルが発生していると注意喚起しています。
③ 日本語がおかしい・不自然
偽サイトでは、日本語の翻訳が不自然な場合があります。
例えば、
- 日本語として意味が通りにくい
- 漢字の使い方がおかしい
- 不自然な敬語
- 機械翻訳のような文章
- 誤字脱字が多い
- 「今すぐ申請しないと入国できない」など過度に不安をあおる
といったケースです。
もちろん、日本語が自然だから安全とは限りません。
しかし、不自然な日本語+料金請求+怪しいURLが組み合わさっている場合は、かなり警戒したほうがよいでしょう。
④ 手数料の説明が小さく書かれている
一見すると無料のように見えても、ページの下部や利用規約などに、
「Service Fee」
「Processing Fee」
「Convenience Fee」
などの手数料が小さく記載されているケースがあります。
「無料だと思って進めたら、最後に数千円を請求された」
ということにならないよう、支払い画面まで進む前に料金を確認しましょう。
TDAC公式サイトでの登録に料金はかかりません。
⑤ 「公式」「Government」などの表示だけで信用しない
偽サイトで特に注意したいのが、
「Official」
「Government」
「Official TDAC」
などの表示です。
サイト上にそのような文字が書いてあっても、それだけで政府公式サイトとは限りません。
重要なのは、
誰が運営しているサイトなのか
です。
TDACについては、タイ入国管理局が案内している公式URL、
tdac.immigration.go.th
を確認するのが基本です。
なぜTDACの偽サイトが存在するの?
TDACは、タイ旅行者にとって必須の入国手続きです。
そのため、
「タイ旅行 入国」
「タイ 入国カード」
「TDAC 申請」
などと検索する人が増えます。
こうした検索需要を狙って、公式サイトに似せたページや、申請代行を装ったサイトが表示されることがあります。
2026年4月にも、タイの入国管理当局がTDACの偽サイト増加について注意喚起していることが報じられています。偽サイトでは、不正な手数料の請求だけでなく、旅行者の個人情報を収集する可能性も指摘されています。
つまり、
「お金を取られるだけの問題ではない」
という点にも注意が必要です。
TDACで入力する個人情報は?
TDACでは、パスポート情報などの個人情報を入力します。
公式サイトでも、
- パスポート情報
- 個人情報
- 旅行情報
- タイ国内の宿泊情報
- 健康申告情報
などが必要とされています。
そのため、偽サイトに入力してしまうと、
「無料か有料か」だけではなく、入力した個人情報がどのように扱われるのか
という問題も出てきます。
特にパスポート情報は重要な個人情報です。
TDACの登録では、
「公式サイトに入力しているか?」
を必ず確認したいところです。
TDAC申請で失敗しないための5つのポイント
ここまでの内容をまとめると、次の5点を確認すればよいでしょう。
1.公式URLを確認する
tdac.immigration.go.th
これがタイ入国管理局の公式TDACサイトです。
2.TDACの公式登録は無料
申請料金を求められたら、一度手続きを止めて確認しましょう。
3.クレジットカード情報を求められたら注意
公式TDAC登録のために支払い情報を入力する必要はありません。
4.検索結果だけで判断しない
検索結果の上位に表示されたサイトが、必ず政府公式サイトとは限りません。
5.パスポート情報を入力する前にURLを確認
TDACでは重要な個人情報を入力するため、URLを確認してから入力しましょう。
もし間違って偽サイトに入力してしまったら?
もし、
「TDACだと思って入力したけど、あとから偽サイトかもしれないと気づいた」
という場合は、慌てずに状況を整理しましょう。
特に、
- クレジットカード番号を入力した
- セキュリティコードを入力した
- パスポート情報を入力した
- メールアドレスや電話番号を入力した
- 不審なメールが届いた
- 身に覚えのない決済が発生した
などの場合は、入力した情報に応じて対応が必要です。
クレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード会社に連絡して利用停止や不正利用について相談することをおすすめします。
また、タイ政府はTDAC関連の詐欺について、証拠としてサイトURL、スクリーンショット、メッセージなどを保存し、関係機関への報告を呼びかけています。
海外旅行の「偽申請サイト」に注意
海外旅行では、TDACだけでなく、電子渡航認証やオンライン入国手続きなどでも、公式サイトに似せた第三者サイトが問題になることがあります。
検索エンジンで手続き方法を調べると、公式サイトだけでなく、申請代行サービスなども表示される場合があります。
ここで重要なのは、
「お金を払えば必ず詐欺」というわけではない
という点です。
第三者が申請を代行するサービス自体が存在する場合もあります。
しかし、政府公式の無料手続きなのに、
「政府公式サイトだと思ってアクセスしたら、実は民間サイトだった」
という状況は避けたいところです。
特に、パスポート情報やクレジットカード情報を入力する場合は、公式サイトなのか、第三者サービスなのかを明確に確認することが重要です。
タイ旅行前にもう一度確認!TDACチェックリスト
出発前に、次の項目を確認しておきましょう。
□ TDACは到着予定日の3日前から登録する
□ 公式サイトは tdac.immigration.go.th
□ TDAC公式登録は無料
□ クレジットカード情報を求められたら一旦停止
□ URLを確認してからパスポート情報を入力
□ 「Official」「Government」という文字だけで信用しない
□ 不自然な日本語や過度な緊急性をあおる表示に注意
□ 申請後に届くメールや登録内容を確認する
まとめ:TDACは「無料」と「公式URL」を覚えておこう
タイ旅行では、航空券やホテルの予約に加えて、入国手続きについても事前に確認する必要があります。
TDACは便利なオンライン手続きですが、その一方で偽サイトも確認されており、タイ政府や在タイ日本国大使館が注意喚起しています。
今回覚えておきたいポイントは、非常にシンプルです。
TDACの公式サイトは、
です。
そして、
TDACの公式登録は無料。
料金を請求されたり、TDAC登録のためにクレジットカード情報を要求されたりした場合は、いったん手続きを中止して確認しましょう。
タイ旅行は楽しみな一方、出発前のオンライン手続きでトラブルに巻き込まれてしまっては残念です。
「TDAC」「無料」「公式URL」
この3つを覚えて、安全にタイ旅行の準備を進めましょう。
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