「ハワイに別荘を持ちませんか?」
羽田空港や成田空港で、粗品のボールペンとかもらいながら、こんな営業を受けたことがある方も多いのではないでしょうか。
近年、ハワイ・ワイキキを中心に人気なのが「タイムシェア(Vacation Ownership)」です。
- リゾート地に“自分の拠点”を持てる
- ホテルより割安
- 資産にもなる
…そんな説明を受けることが多いですが、実際はどうなのでしょうか。
本記事では、Hilton、Marriott International、Hyattのハワイ主要タイムシェアを比較しながら、
👉 本当に元が取れるのか?
👉 投資価値はあるのか?
を、現実的に検証します。
そもそもタイムシェアとは?
タイムシェアとは:
👉
「1つのリゾート物件を複数人で共同所有し、一定期間利用する権利」
です。
■ イメージ
- 1部屋を52週に分割
- 1週間単位で利用権を販売
■ 主な特徴
- 所有権型
- ポイント型
- 会員制型
などがあります。
なぜ人気なのか?
営業トークとして多いのは:
- ハワイに拠点を持てる
- ホテル代を節約できる
- 家族旅行に最適
- 資産として残る
しかし現実は少し違う
ここからが重要です。
タイムシェアは:
👉
「投資商品」ではなく「高級旅行サブスク」
に近いです。
ハワイ主要タイムシェア比較表(2026年版)
ワイキキ主要ブランド比較
| 運営会社 | 主な施設 | 立地 | 初期費用目安 | 年間維持費 | 実利用可能性 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Hilton | Hilton Grand Vacations | ワイキキ中心 | 300〜1200万円 | 15〜40万円 | 人気週は困難 | 日本人利用最多 |
| Marriott International | Marriott Vacation Club | ワイキキ・コオリナ | 500〜1500万円 | 20〜50万円 | 高シーズン競争激化 | 高級路線 |
| Hyatt | Hyatt Residence Club | ワイキキ近郊 | 300〜900万円 | 15〜35万円 | ポイント不足問題あり | 比較的静か |
| Disney | Aulani Disney Vacation Club | コオリナ | 800〜2000万円 | 30〜60万円 | 超予約困難 | ファミリー人気 |
※価格は契約内容・為替で大きく変動
実際、どれくらい使えるの?
ここが最大の問題です。
■ 人気シーズンは激戦
- 夏休み
- 年末年始
- GW
👉 予約が取れないことも普通
■ ポイント不足問題
最近増えているのが:
👉
「保有ポイントでは希望日数泊まれない」
問題です。
理由は:
- インフレ
- 需要増
- ポイント改定
本当に元が取れるのか?
ここを冷静に計算してみます。
例:Hilton Grand Vacations
■ 仮定
- 初期費用:700万円
- 年間維持費:25万円
- 利用:年1回(5泊)
■ 10年間利用
- 総額:約950万円
■ 1泊単価
👉 約19万円/泊
普通にホテル予約した場合
ワイキキの4〜5つ星ホテル:
- 1泊:5〜10万円前後
👉 必ずしもタイムシェアが安いわけではない
タイムシェア最大の落とし穴
■ 維持費は“永久”
使わなくても:
- 管理費
- 修繕積立
- 税金
が発生します。
■ しかも年々上昇
近年のハワイは:
- 人件費上昇
- 不動産税上昇
- 光熱費上昇
👉 維持費インフレが深刻
「資産価値」はあるのか?
結論:
👉
投資としてはかなり微妙
です。
■ 理由
- 中古市場が弱い
- 売却困難
- 二束三文化も多い
旅行の自由度も下がる
タイムシェアを持つと:
👉
「せっかく持ってるからハワイ行かなきゃ」
になります。
■ でも現実は…
- ヨーロッパ行きたい
- 東南アジア行きたい
- 家族構成変化
👉 人生は変わる
FIRE民視点ではどうか?
FIRE目線だと:
- 固定費増
- 柔軟性低下
- 維持コスト増
👉 相性はあまり良くない
なぜ売れているのか?
理由はシンプルです。
👉
“憧れ”を売っているから
です。
日本人はステータスシンボルに弱い…。
空港営業が多い理由
羽田・成田で営業が多いのは:
- 旅行テンション
- 非日常感
- ハワイ憧れ
👉 判断力が緩みやすい
最新トレンド(2026年)
■ 円安の影響
- ハワイ物価高騰
- 維持費上昇
- 管理費増
👉 日本人には逆風
■ タイムシェア離れも増加
最近は:
- Airbnb
- 長期滞在
- ホテルポイント活用
など選択肢が増加
筆者の結論
趣味として楽しむならアリです。
しかし:
👉
「投資」ではない
と思います。
個人的には…
数百万円の初期費用、
毎年数十万円の維持費を払って:
- 年1回行くかどうか
- 予約も制限あり
👉 かなり重い
最後に
タイムシェアは:
👉
「ハワイに帰る場所を持つ幸せ(な気持ち)」
を買う商品です。
その価値に共感できるなら素晴らしい選択でしょう。
ただし:
👉
“お得だから買う”
は少し危険かもしれません。

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